[アルビ試合後リポート]「何かを見つめ直さないといけない…」試合後の選手監督の声 第7節ホームG大阪戦

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 「新潟史上最高」を目指す2025年のアルビレックス新潟の戦いが始まりました。紙面でも熱戦の後の選手の言葉、監督の言葉を伝えていきますが、ウェブ版では取材した内容をほぼ全部紹介します! 

3月29日第7節ホームG大阪戦後

[新潟3ー3G大阪]終了間際にPK献上…J1唯一リーグ戦今季未勝利

監督会見のほか、FW小野裕二選手、FW矢村健選手、MF宮本英治選手、MF奥村仁選手に話を聞きました!

失点をしないにこだわりを… 樹森大介監督

(試合を終えて総括から)

今日はほんとにたくさんのサポーターが来てくれて、まだ勝ち星がない中で、今日は勝ち点3しかないと、そういうゲームだったんですけど、悔しい結果になった。前半から基本的には自分たちのやりたいことができていたとは感じています。 後半は流れが行ったり来たりすることはあったんですけど、その流れが悪い時間帯に失点をしてしまった。

前半のラストもちょっと自分たちでリズムを悪くしてしまった。流れの中で失点しているので、しっかり守りきれるかっていうところもしっかり見つめ直していかないといけないなと。ただ、選手はしっかりやりたいことも表現してくれて、点もとれているので、あとは最後のところ、気持ち含めて、何か見つめ直さないといけない。

(後半開始時に奥村選手を投入したが、谷口選手に何かあったのか)

アクシデントです。

(最後の失点、改善しなければならない部分は)

そうですね、あの時間帯だけじゃなくて、ラインが最後の方、ずっと上がらなくなっている中で、我慢強く耐えてくれたなっていう印象もあったんですけど、最後はそこがもう一頑張りのところが足りなかったのかなと。

(名古屋が勝って最下位になった)

選手はしっかりやってくれてるので、僕の力不足なところがある。決して内容も、もちろん7試合の中で悪い試合もあったんですけど、総合的に見てもいい内容で選手もやってくれているので、そこのあと一押しのところをしっかり詰めるようにしていかないとと感じています。

(「自分たちで悪くしてしまった」とは)

やっぱり距離感が悪くなってしまった時は、基本的にうちのリズムが悪くなる時間帯で、あとはそういう時にやっぱりミスっていうかが、増えてしまうっていう傾向があるので、前半の最後も特にそうです。で、後半もそうなんですけど、そういった時にそこをしっかり修正できる、選手には常々言っているので理解してると思うんですけど、そこは距離感が悪い時っていうところも頭に入れてやっていかないといけないかなと思ってます。

(「何かを見つめ直さないといけない」の「何か」とは)

本当に日頃からの日常、ちょっとしたシュートゲームにしてもそうですけど、失点をしないっていうところのこだわりを、もっと持っていかないといけないなと。 やっぱり、どうしてもうちのチームは攻撃的なマインドの選手が多いので、攻撃のところはパワー使えるんですけど、やっぱ守備のところっていうとまだまだ、チームでもっと守れるっていうところをフォーカスしていかないといけないので、毎回そういったトレーニングはしてるんですけど、そこもしっかり頭に入れていかないといけないなと感じています

(ホーム3試合、終了間際の失点が続くが)

この3試合やった中でパターンが全て違うので、やられ方含めて。システムを変えて失点してしまった時や、今回は自分たちのやり方をそのまま続けていこうって言った中での失点なので、僕、選手も含めてですけど、歯痒い思いをしています。 それがわかれば1番いいんですけど、実際まだそこの最後のところの失点っていうところが現実的な部分なのか、気持ち的な部分なのか、相手より全てを、両方ですよね、上回っていかないといけないなっていう思いがあります。

(今日先発の小野裕二選手について)

ちょっとキャンプのところで、最後の方で出遅れてやっと戻ってきてくれたので、頼もしい選手がまた1人これからチームの力になってくれると思うんで、彼の特徴である攻撃の起点、リズムを作るっていうのは今日のゲームでも発揮してくれましたし、プラスアルファ今日はアシストの結果も残してくれたので、これからさらにチームのために力を出してくれればなと思います。

(後半で交代となりましたが)

そうですね。今シーズン初めてのゲームでしたし、運動量も落ちてきたっていう判断の中で交代という判断になりました。

◆”柔軟性”を常に抱いている G大阪ダニエル ポヤトス監督

(総括からお願いします)

前後半で大きく違う展開になったんじゃないかなと思っています。前半はアルビさんの方が、自分たちを上回る展開が続いたんじゃないかなと思っています。その一つの要因としては、プレッシングをなかなかはめることができなかったってところだったんじゃないかと思っています。何回か奪うことができて、相手にダメージを与えられそうなシーンはあったのですが、なかなかプレッシングをはめることができなかったなと。 後半のところは、メンバー交代も含めて、自分たちの流れを逆に取り戻すことができたんじゃないかなと思っていますし、その流れ通り逆転っていうところにも一度行き着きましたし、その後、一つのミスが生じた中で、ああいった少しオープンな展開になる中で、最後まで自分たちのキャラっていうところを出しながら最後まで戦う姿勢を見せて、最後ああいった形で同点に追いつくことができたんじゃないかなと思っています。

(前半うまくいかなかった原因と対策は)

理由としては、秋山選手が後ろに下りて3枚を作り出すっていうビルドアップをした中で、そこでうちの美藤が少しこう、真ん中のところで他の選手に食いついてずれを生じさせているというシーンがあったので、そこのところを後半に入る前にハーフタイムに修正しました。あと、奪った後のプレー、自分たちがボール奪い返した後のプレーのところでも、すぐにロストしているシーンがあったので、そのプレッシング、相手の3枚に対してのずれがあるところと、奪った後のプレーは前半良くなかったので、ハーフタイムのところでそのプレスの調整と、ネタ選手を入れて、流れっていうのを取り戻そうと思いました。

(途中で倉田選手とアラーノ選手が入れ替わったが)

柔軟性っていうところを常に抱いています。時にはこっちから言ったりしますし、時には選手同士っていうところがあって、常に柔軟性をお互いに持ち合いながらやっていっています。実際、ウェルトンや奥抜のところがいなかったりして、実際ウイングの選手がいない中で、倉田とか、あとはアラーノとかがやってくれて、でも彼らはウイングのスペシャリストではないので、そういった選手たちがどのようにプレーできるかっていうところを探しながらやっていて。なので、攻撃のところでも2人が中に入りながらプレーしやすいのであれば、その形っていうのを今、試行錯誤しながらやっています。

(宇佐美選手の存在を改めて)

貴史自体、状態悪くないですし、戦える状態では常にあります。ただ、その4月のカレンダーを見た時に、かなり連戦が続くので、うまく今いるメンバーっていうのを使っていかないといけないと自分自身は考えていますし、1試合終わった後にまた48時間後、もしくは72時間後にはもう試合をしないといけないっていう日程があるので、直近では町田戦と柏戦があるので、そういったところでどういったメンバーで戦うかっていうのを考えています。ただ貴史自身のところは全然悪くないですし、常に戦える準備をしてくれているなと思っています。

ミックスゾーン

※各社一緒に話を聞いた選手もいます。

◆良かった時の感覚取り戻せたと思う FW小野裕二選手

(初出場で結果に絡みましたが)

チームが勝ち点3を取れなかったということが全てだと思いますし、ただ、このまま終わるわけにはいかないので、しっかり切り替えて、次の福岡戦に向けていい準備をしていければなと。

(この試合向けて、これまで外でチーム見ていて、自分が入ったらプラスしたいと考えていたことは)

去年から比べると、自分たちのボール回しというかそういうのが、ちょっとずつやり方も変えていく中で薄れていったりとか、あとは失う回数が多くて自信がなくなってボールを受けたがらないみたいなのが外から見て僕は思ったので、できるだけいい距離感でボールを受けて、前に入った時にしっかり失わないで時間を作って、いい循環ができればなとは思っていたので、前半に関してはいい距離でできていたと思いますし、ただ、あそこで相手が慣れ始めてきた時に、やっぱりそこからもう1個、こっちがまた違う形っていうのを出せれば、もっともっと試合っていうのは自分たちの方に向いてくるかなと。

(1点目は小野選手のアシストだったが、舞行龍選手から縦パスが入った流れを振り返って)

あそこの間のところは結構空いていたので、常にあそこで受ける準備はしていましたし、あとは1発で前を向けた時、速度に合わせられるキックを選んで、それがうまくいったかなと。

(前半は納得できる動きができたなという感じは)

結果的にやっぱり勝ち点3は取れてないというところは納得できませんけど。ただ、今日ピッチの中でやっていた選手は、もう1回この自分たちが良かった時の感覚っていうのは取り戻せたと思いますし、しっかりこれを結果につなげていくっていうところ。得点という部分でも、チーム全体として途中から出てきた選手も含めて3得点っていうところは取れたので、これを継続していく、そして失点をしっかり減らしていく。そういう一つ一つの作業っていうのをしっかりして、勝ち点3を取れれば。

(今日はキャプテンマークを巻いていましたが)

どうしてもね、今勝てていなくて、みんなネガティブになりがちですけど、とにかくみんなで一つになってということと、サッカーの部分でいえば、ボールを持っている選手に対して、そこを1人にするんじゃなくて、全員が受け入れて、メンタル的なことでいえば、試合中うまくいっている選手、うまくいっていない選手、いろんな選手がいると思うんですけど、そういったうまくいってない選手をどれだけ1人にしないで、しっかり自分たちの方に持ってきて良い状態にさせるかとか、そういうことを90分みんなで、全体で、ベンチも含めて、ベンチ外も含めて全員でやっていこうという話をしました。

◆勝ち切れない状態に必要なのは…FW矢村健選手

(ゴールシーンを振り返って)

スペースにボールを出してくれて、ダイレクトで打つっていう選択肢もあったんですけど、結構フリーな状態だったし、相手を見れていたので、相手に当たりそうだなっていう感覚がちょっとあったので、止めて、あとは覚えてないですけど、キックフェイントでかわして外せばゴールに転がせるなっていうのは感覚があったので、そこは冷静に判断できたのかなっていう風に思います。

(瞬時に判断を?)

そうですね、もう止めたからには、打ち切らないといけないっていうのは思ってたんで。 でもゴール前だったので、自分はそこあまり、どうかわしてとかは考えなく、テンポで外せば打てるなっていう風に感じました。

(コースはドンピシャに見えましたが)

ディフェンスをかわした時点で、セオリー通りというか、そのような、自分の中ではそんなシュート自体は考えるようなシーンではなかったです。

(チームは逃げ切り体勢に入ったように見えましたが指示はあった?)

特に指示っていうのは。今まで下に重くなって攻め込まれるっていうシーンがあった中、今回は前でキープできたりとかっていうシーンも僕以外の選手が結構してくれてたんで、そこは、攻め込まれてっていうよりかは、ああいうワンチャンスを決められた感じだったっていうのもあるんで。 ただ、そこで、全員が奥村選手のスーパーゴールのような感じのゴールで同点追いついて、逆転ゴール決めてってなった時に、やっぱりそこで、もう1個みんなが勝ち切る、勝ったと思うんじゃなくて、思ってないですけど、そういうんじゃなくて、こっからもう守りきるとか、なんとしても勝ち点3を掴み取るっていう雰囲気だったりっていうのを、もっともっと...

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