〈東大・京大合格振り返り【2021年版】〉東大合格発表、開成144人で40年連続1位へ、灘97人、麻布82人
今年も東大と京大の合格者が発表された。過去の合格者高校ランキングの記事を再配信し、入試分析や出身校の合格者数を振り返る。(2021年3月10日に「AERA dot.」に掲載された記事の再配信です。年齢や肩書などは当時のもの。記事の配信時点で掲載が間に合わなかった高校のデータがあります。非公表・非回答の高校もあります)。
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東大と京大の合格者が3月10日、発表された。東大では2993人、京大では2724人の受験生が喜びの春を迎えた。週刊朝日は、サンデー毎日・大学通信と合同調査を実施し、高校別の合格者数を集計した。結果を見ていこう。
午後5時時点での速報値で、1位は144人の開成(東京)となっている。このまま1位となれば、1982年から40年連続となる。同校の高3学年主任の渡辺信幸教諭はこう話す。
「コロナの影響で本校の教育の基幹である運動会が実施できないなど開成生には厳しい年となったが、勉強が遅れるようなことはなかった。オンライン授業を4月早々にスタートさせることができたことに加え、生徒も勉強に対する自主性を失うことなく取り組めた。厳しい状況の中で、東大合格をはじめ大健闘したと思っています」
2位には97人の灘(兵庫)、3位には82人の麻布(東京)が入っている。
公立校の健闘も目立つ。日比谷(東京)は62人で、昨年より22人も増加した。2016年に44年ぶりに50人を超えた(53人)が、今年はそれを上回った。
教育ジャーナリストの神戸悟さんはこう語る。
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【AERA2025年3月10日号】3月8日は国際女性デー。いま、両立支援施策の拡充や管理職への積極登用など、女性が働き続けるための環境が整いつつあります。ただ、それでもキャリアを諦めざるを得ない女性がいます。その差は「夫」にありました。「キャリアの差は、夫の差」――。そんな現実をレポートするほか、実現への気運が高まる「選択的夫婦別姓」の最新事情も詳報。出産をめぐる生殖医療、AERA Womanスペシャルサポーターの座談会、AERAの記事でふり返る「女性」の変化など多角的に取り上げます。