「遺言」に泣き出す支持者も…3000人が池袋で熱狂 れいわ山本太郎氏「緊急街頭ライブ」実況中継 15日ぶりの復帰で大石晃子氏が作ったピンチを救えるか

 2月5日午後7時前。開始時間20分前からすでにJR池袋駅西口は異様な熱気に包まれていた。あちこちにピンク色の幟が立ち、ボランティアがビラを配っている。特設ステージ前には約500人のれいわ支持者が集結。野外ライブのモッシュピットのような様相だった。  昼ごろ山本氏のカムバックを知り、横浜から急遽駆けつけたと話す20代女性によると、午後5時頃にはすでに約200人の支持者が場所取りを始めていたという。 「太郎さんの体調が心配で…。どうか無理はしないでほしいと思います」  女性の目はすでに潤んでいた。  そして7時15分、赤いタータンチェック柄のジャケットをまとった山本氏が壇上に上がった。聴衆のあちこちから、 「太郎さーん!」「太郎―!」  山本氏は落ち着いた様子で、まずおもむろにペットボトルの水をごくり。マイクを握るといつもの「太郎節」を炸裂させた。 「選挙なんですって。でも今、選挙やってるってわかってる人、どれくらいいるんでしょうね」

「何万人、何十万人が投票できない。どのような訴えをしているのかも吟味できない。そんな状況をつくられているのが今の選挙なんですよ」 「去年の12月に打ったさまざまな経済政策がどのように日本を豊かにし、そして国民を救ったのかという結果をもって、自信を持って選挙すればいいんじゃないですか?」  こう高市氏の解散総選挙を批判した後、自身の病気について語り出した。 「病気になっちゃったんです、山本太郎。血液の癌なんですよ。今は良い薬が出てるからそんな病気治せるよって、いろんな方から励ましいただきました。でもね。自分の性格、活動量を考えたら、おそらく普通の人じゃできないようなとんでもないメンタルおばけ、体力おばけっていうような活動を続けてきたんです」 「だからお願いがあるんです。お時間がない中、足を止めてくださった皆さんに、手っ取り早く何の趣旨を伝えたいかっつったら、必ず選挙に行って。自民党、かなり勝つんじゃないの? って。そして今や、300議席に迫るって? 冗談じゃない」  聴衆からは「そうだ!」「ふざけんな!」と同調する掛け声が絶え間なく続く。山本氏が「遺言やと思って聞いて」と投げかけると、「イヤだー」「死なないでー」の悲鳴も響いた。


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 山本氏は寒空の中、45分間、立板に水がごとく叫び続けた。 「もう一度騙されますか? もう戻れないとこまで行っちゃいますよ。だからこそ選挙に行ってほしい。できればれいわ新選組に入れてほしい。空気を読まない。国会の中のしきたり? 国会の中のルール? クソくらえです」 「私たちがお仕えするのは、この国のすべての人々。あなたの力でれいわを大きくしてください。比例は『れいわ』、比例は『れいわ』でお力を貸してください」  いつしか聴衆は3000人ほどに膨れ上がり、演説が終わった後もしばらく「太郎コール」は鳴り止まなかった。  一際目立つ「れいわは不死鳥」「高市政治を許さねえ」と書かれたプラカードを掲げていた77歳の男性に話を聞いた。 「まだ病気の前段階ということで大事を取ってらっしゃるとのことですが、本当に大事にしてほしい。山本太郎は日本の宝ですから」  昨晩、今日の緊急登板を聞きつけ、急いでプラカードを作り、山梨から駆けつけたという。山本氏の不在中、大石晃子共同代表がテレビ番組で好戦的な発言を連発し、不評を買っている件について向けると、 「私は全くそうは思いません。あの方の頭の良さは際立っているし、熱意も素晴らしい。私は奇しくも、2人の共同代表が頼りになることが証明されたと思っています。2人には山本太郎さんの魂が乗り移っている」  山本氏がいなくても大丈夫かと問うと、 「そう安心した面もありますが、一刻も早く復活してほしい。彼は天才、宗教家だと思う。我が身を捨ててでも…」  男性はここまで言うと言葉に詰まり、顔をくしゃくしゃにして泣き出した。  このような熱い思いを持った支持者たちに支えられているれいわだが、山本氏の不在や大石氏の不評が響いて、公示前の8議席の確保は厳しい状況にある。残すところあと2日。カリスマの奮起で苦境を跳ね返せるかーー。  関連記事【れいわ「山本太郎代表」が解散情報が飛び交うなか「スリランカでサーフィン休暇」 支援者は知らずに「雲隠れ説」も 健康問題を理由に議員辞職】では、山本氏が1月半ば、スリランカにサーフィン目的で約1週間渡航していたことについて、記者会見で直接山本氏に問いただした時の反応について報じている。

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