米個人投資家、「ディープシーク・ショック」時に押し目買い

 バンダ・リサーチが29日に公表したデータによると、個人投資家は、中国の新興企業ディープシークが低コストの人工知能(AI)モデルを公表したことによる今週初めの市場混乱時にテクノロジー株に押し目買いを入れた。写真は、ニューヨーク証券取引所(NYSE)のフロアで働くトレーダーら。2024年12月、ニューヨークで撮影(2025年 ロイター/Brendan McDermid)

[30日 ロイター] - バンダ・リサーチが29日に公表したデータによると、個人投資家は、中国の新興企業ディープシークが低コストの人工知能(AI)モデルを公表したことによる今週初めの市場混乱時にテクノロジー株に押し目買いを入れた。

バンダ・リサーチのシニア・バイスプレジデントのマルコ・イアチーニ氏およびルーカス・マントル氏は「この下値での買いのチャンスは個人投資家が見逃すにはあまりに魅力的であることが証明された」と語った。

同社の推計によると、24日から28日の市場終了までの間に市場参加者は米金融市場に新たな資本約42億5000万ドルを注ぎ込んだ。

これにより、5日間の個人投資家からの流入額は、1日当たり平均で約13億ドルとなり、昨年11月の米大統領選挙直後以来の高水準となった。

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