アップルがiPhone 17の大型アップグレードをうっかりリーク？

規制当局への提出書類により、iPhone用のMagSafe（マグセーフ）充電器が2モデル存在することが明らかになった。この事実は、今秋に発表される見込みのiPhone 17シリーズに、これまでで最速となるワイヤレス充電機能が搭載される可能性を示唆している。 台湾の国家通信委員会（National Communications Commission、NCC）のウェブサイトに、アップルが未発表のMagSafe充電器2種類が掲載されていることを、テックメディアの91 mobilesが発見した。同メディアは次のように報じている。「現行のMagSafe充電器はQi 2および初代Qi規格と互換性がある。ワイヤレス給電規格を策定する業界団体Wireless Power Consortium（ワイヤレス・パワー・コンソーシアム、WPC）はMagSafeの磁気アクセサリー対応をQi規格に取り込みQi 2.1を導入したが、アップルは同規格準拠の製品を発表しなかった。アップルはQi 2.2へ飛び越えたようだ」。 サイトに掲載された写真によると、モデル番号はA3502とA3503で、外観はほぼ同一だが、前者が1メートル、後者が2メートルのケーブルを備える。いずれのケーブルも編み込み仕様だ。 なぜこれが重要なのか？　Qi 2.2は最大50ワット出力に対応し、報道によれば新充電器は適切なACアダプターと組み合わせることで最大45ワットでの充電が可能になる見通しだ。現在の最新機種iPhone 16のMagSafeワイヤレス充電は最大25ワットにとどまっている。 さらにQi 2.2は効率が高く、電力損失や発熱が少ない。磁気アラインメント機構により「デバイスが迅速かつ正確に充電器に吸着されるはずだ」と同報告書は述べている。 薄型設計を実現するため他モデルより小容量バッテリーを搭載すると噂されるiPhone 17 Airにとって、無駄な熱を出さず高速かつ効率的に充電できることは特に重要だ。短時間の追加充電で数時間分の稼働時間が確保できるのであれば、その恩恵は大きい。 提出書類によれば、今回の充電器はiPhone 16とiPhone 11でもテストされている。旧機種で充電速度が向上するわけではないだろうが、充電効率の改善（省電力、低発熱）という利点は享受できるとみられる。