辺野古沖転覆、ヘリ基地反対協議会が「お詫び」発表 沖縄
沖縄県名護市の辺野古沖で3月、小型船2隻が転覆し、研修旅行で訪れていた同志社国際高(京都府)の生徒と船長が死亡した事故を受けて、船を運航していたヘリ基地反対協議会は1日、ホームページで新たに「事故後対応および安全管理の不備に関するお詫び」とする声明を発表した。
声明では、はじめに「かけがえのない大切なお子様を亡くされたご遺族に計り知れない悲しみと苦しみをもたらしたこと、また、負傷された生徒様、保護者・学校関係者の皆様に心より深くお詫び申し上げます」と謝罪した。
死亡した同校2年生の武石知華さん(17)の遺族は4月17日、投稿サイト「note」で、事故直後に団体から直接の謝罪や手紙など連絡がなかったことを振り返って「私はこれを、どう理解すれば良いのでしょうか」とつづっていた。
同協議会は、事故直後に直接の謝罪や、弔意を届けられなかったことについて「ご遺族にさらなる深い傷を負わせてしまったことを重く受け止めております」とした。その上で、事故後の対応は「不十分で不適切」だったとして「弁解の余地はなく、改めて深くお詫び申し上げます」と陳謝した。
また、事故についても海上での活動に未成年を受け入れるという判断自体が重大な誤りであり、本来、安全確保についても当事者としての自覚が欠けていたと強調。事故の原因究明と組織体制の抜本的な見直しを進めるとした。
仲村善幸共同代表は、代理人を通じて遺族や学校に直接謝罪ができないか申し入れていると説明した。「ご遺族がnoteに書かれてるように、直接謝罪もできいないことを、本当にお詫び申し上げます。また、事故直後に誠実な態度が取れなかったことを本当に悔やんでいる。(ホームページ上で)こういう形でしか伝えることができず申し訳なく思っている」と話した。
【お詫び全文】
事故後対応および安全管理の不備に関するお詫び
2026年5月1日
ヘリ基地反対協議会
2026年3月16日に発生した船舶事故により、かけがえのない大切なお子様を亡くされたご遺族に計り知れない悲しみと苦しみをもたらしたこと、また、負傷された生徒様、保護者・学校関係者の皆様に心より深くお詫び申し上げます。
ご遺族がnote(4月17日付)で綴られたように、事故直後、私たちが直接の謝罪や弔意をお届けできなかったことで、ご遺族にさらなる深い傷を負わせてしまったことを重く受け止めております。事故そのものの責任に加え、その後のあまりに不十分で不適切な対応について、弁解の余地はなく、改めて深くお詫び申し上げます。
今回の事故は、当協議会が管理する船舶を使用した平和学習の中で発生いたしました。 自然の影響を大きく受ける海上での活動に、修学旅行生を含む未成年を受け入れるという判断自体に重大な誤りがあったと痛感しております。本来、何よりも優先されるべき安全確保について、当事者としての自覚があまりに欠けておりました。
現在、私たちは捜査機関および関係機関の調査に全面的に協力しております。 並行して、団体内においても事故の原因究明と組織体制の抜本的な見直しを進めております。
私たちは、尊い命を失うという取り返しのつかない結果を招いたことを重く受け止め、ご遺族・被害者の皆様に対し、誠心誠意、責任を果たすべく全力を注いでまいります。