安定を求める内向的な人に最適、「AIに奪われない」仕事7選(Forbes JAPAN)

■5. 研究科学者 AIに奪われない理由:科学的な研究には、仮説形成や実験デザイン、パターン認識を超えた独創的な思考が求められる。研究科学は、画期的な発見に不可欠な創造的で解釈的な思考をもたらす内向的な人にとって、最も知的やりがいのあるAIに奪われない仕事の1つだ。同時に、Aデータ分析にIを活用することもできる。これらの専門家は研究所や大学、企業の研究・開発部門で働き、対象を絞り込んだ調査にかなりの時間を費やすことが多い。内向的な性格で、深く考えることが苦にならず、独立してかなりの時間働くことが好きな人に向いている。労働統計局によると、コンピューター・情報研究科学者の雇用は2024〜2034年に20%増加すると予想されており、この伸びは全職種の平均をはるかに上回る。 安定性:バイオテクノロジー、環境科学、材料研究などの成長分野で需要が大きい 内向的な人にとっての魅力:独立した職場環境で、知的挑戦に集中でき、人類の知識に貢献できる ■6. 作業療法士 AIに奪われない理由:作業療法では、個人の身体特徴や認知・感情的ニーズに合わせてかなりパーソナライズされた評価と治療が行われる。作業療法のようなヘルスケアに特化したAIに奪われない仕事では、微妙なボディランゲージを読み取り、即座にテクニックを調整し、回復に向けて感情面でのサポートを提供しなければならない専門家が必要とされる。高齢化社会とメンタルヘルスに対する意識の高まりにより、労働統計局は2034年までに作業療法に従事する人が22%増えると予測している。作業療法士には創造的な課題解決や実践的な評価、困難なリハビリの過程で人々にやる気を起こさせる能力が求められる。 安定性:非常に高い。ヘルスケア分野のニーズは増大し続けており、求められるリハビリは人によって異なるという性質により、継続的な需要が保証されている 内向的な人にとっての魅力:1対1の有意義な患者との関係に従事し、体系化された治療のセッションを行い、人が自立を取り戻すのを助けるという深い満足感が得られる ■7. セラピスト/カウンセラー AIに奪われない理由:メンタルヘルス支援には真の人間的なつながりや共感、複雑な心の状態を解き明かして導く能力が必要だ。治療においては信頼や直感、人間だけが提供できる状況に合わせた対応が必要であるため、メンタルヘルスの専門家は現在ある職業で最もAIに奪われにくい仕事の1つだ。対照的に、AIチャットボットは基本的なサポートしか提供できない。セラピストやカウンセラーはクライアントと1対1で仕事をするため、多くの内向的な人が対処しやすいと感じる管理された社会環境だ。労働統計局によると、この職業は雇用の安定性が高く、メンタルヘルスのニーズの高まりにより2034年まで17%の成長が予測されている。 安定性:非常に高い。メンタルヘルスのニーズは高まり続けており、クライアントとの関係はパーソナルなものという性質により継続的な需要がある 内向的な人にとっての魅力:グループでのプレゼンではなく1対1での有意義な交流であり、日程調整が柔軟にでき、他人を助けるという深い満足感が得られる ■AIの影響を受けないキャリアを築く 安定を求める内向的な人にとって、上記のAIに奪われない仕事は安定性とあなたが持つ強みに合った職場環境を備える理想的なものだ。重要なのは、AIと競うのではなく補完するスキルを身につけることだ。自分の現在の能力に合った仕事から始め、徐々にAIの影響を受けない分野の専門性を高めていきたい。将来は、AIと協力しながら人間らしい価値を提供するプロフェッショナルが活躍する。AIに奪われない仕事を模索する内向的な人にとって、上記の職の需要が伸び続ける中、こうした職に従事する未来は特に有望だろう。

Caroline Castrillon

Forbes JAPAN
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