【ドバイSC】ダノンデサイルがダービー馬の威厳見せる!戸崎圭太騎手「デサイルの力を証明できてよかった。ベリーベリーハッピー!」|テレ東スポーツ:テレ東

ダノンデサイルが優勝 写真:AP/アフロ

ドバイターフでソウルラッシュが勝利し、ダノンデサイルがドバイシーマクラシックを制覇。

さらにフォーエバーヤングがドバイワールドCで3着......と、世界中の競馬ファンの注目が集まるドバイワールドCデーに素晴らしい成績を収めた"TEAM JAPAN"の馬たち。

挑んだ7戦中、最低でも4着に入るなど一定の成績を収めもはやドバイへの遠征はかつてのような挑戦ではなく、勝ち負けを意識できる勝負ができるようになった。

96年から数えて29回目となるドバイワールドCデー、日本馬たちの進化ぶりを4レースで振り返ってみたい。

■ ドバイシーマクラシック (G1)

日本時間6日の1時50分に行われたドバイシーマクラシック (G1・2410m)。ここはGI実績豊富な日本馬たちが満を持して登場したが、ここでダノンデサイルがダービー馬の威厳を見せた。

好スタートを決めたシンエンペラーと菊花賞馬ドゥレッツァの日本馬2頭がペースを作る形に。

そのすぐ後ろにこのレースの1番人気で前年の勝ち馬であるレベルスロマンスがいて、ダノンデサイルはチェルヴィニアとともにそれを見ながら進める。

1000mの通過時計が1分3~4秒台という緩い流れだったためか、向こう正面過ぎでレベルスロマンスが先頭を奪う積極策に出る。

これで勢いを増していくと直線でもそのまま先頭をキープ。前を行く前年王者にドゥレッツァが内から伸びていったが、その勢い以上に素晴らしい伸びを見せたのが、ダノンデサイルだった。

残り200mの時点でレベルスロマンスに並んで先頭を奪ったダノンデサイルはそのまま後続馬を離していく形で突き抜ける。

外からフランスのカランダガンが迫ってこようとお構いなし。最終的にはカランダガンに1馬身1/4もの着差を付けてゴール。

そこからさらに2馬身3/4遅れたところにドゥレッツァ、レベルスロマンスはさらにクビ差遅れて4着。チェルヴィニア6着、シンエンペラー7着という結果に終わった。

ダービーを制し、今年の年明け緒戦となったアメリカジョッキークラブCを制するなど、ダービーでの勝利はフロック出なかったことを示したダノンデサイル。

鞍上の戸崎圭太は「デサイルの力を証明できてよかった。ベリーベリーハッピー!!」と興奮気味にインタビューで答えていたが、それも納得するほどのハイパフォーマンスだった。

■文/福嶌弘

ドバイシーマクラシック(G1)結果2025年4月5日(土)メイダン競馬場(アラブ首長国連邦)

北半球産馬4歳以上,南半球産馬3歳以上 定量 コース:2,410メートル(芝・左)

着順 馬名(騎手名)調教国 単勝人気1着 ダノンデサイル(戸崎圭太)JPN2着 カランダガン(M.バルザローナ)FR3着 ドゥレッツァ(C.スミヨン)JPN4着 レベルスロマンス(W.ビュイック)UAE5着 ジアヴェロット(O.マーフィー)GB6着 チェルヴィニア(C.ルメール)JPN7着 シンエンペラー(坂井瑠星)JPN8着 デイラマイル(T.マーカンド)GB9着 カリフ(A.デフリース)BHR

香港の最強馬ロマンチックウォリアーに武豊騎手・ルメール騎手らが挑む!冨田アナと新リポーター亮太が直撃

C.ルメール騎手「(ロマンチックウォリアー)本当に強いけどチャンスはあります!」ブレイディヴェーグで香港最強馬を撃破へ

【ドバイターフ】武豊騎手 石橋守調教師&メイショウタバルと初コンビで海外Vを狙う

関連記事: