【広島】新井監督「また次の試合。それしかない」阪神・大竹に無傷のマツダ9連勝を許す/一問一答

◆JERAセ・リーグ 広島1―3阪神(9日・マツダスタジアム)

 広島は、また“難敵”大竹を打てず、阪神戦は5月17日の敵地戦から7連敗となった。05~06年に9連敗(1分け)して以来、同一シーズンでは98年7~9月以来27年ぶりの屈辱だ。勝率5割に逆戻りし、首位に8・5ゲーム差まで広がった。

 大竹に対し、1点を追う2回2死から坂倉、菊池の連続二塁打で同点に追い付いたが、1点を奪うのが精いっぱい。通算16度目の対戦で12勝目(1敗)を献上し、マツダでは通算10戦で無傷の9勝目を許した。

 先発・大瀬良は、7回途中3失点で5敗目(3勝)を喫した。2回先頭の4番・佐藤輝に先制ソロを被弾。打線が追い付いた直後の3回は、1死満塁から佐藤輝の併殺崩れの間に勝ち越された。1点ビハインドの7回は、1死二塁から森下の適時三塁打で痛恨の追加点を奪われ、踏ん張りきれなかった。以下は新井貴浩監督の試合後の主な一問一答。

 ―大竹投手について。

 まあ…ずっとやられてるんでね。毎回同じようにやられている。また次の試合。それしかないよね」

 ―6回無死一塁からエンドランのような形で中村奨選手が空振り。スタートを切った野間選手が二盗失敗。東京Dでも同じような場面があった。

 「(映像を)チェックしてないけど、おそらくストライクでしょ? まぁストライクなんでね。あまり作戦面のことは言いたくないけど、ストライクなんで…何とかしてほしいところですね」

 ―最近は2番打者を試行錯誤している。求めるもの。

 「2番は何でもできるバッターを置きたいなと。いろんな作戦にフィットできる選手を置きたいなとは考えてはいる。なかなか打って打って、連打連打で得点というのは難しいから。前半中盤終盤と、いろんなスコアもあるけど、そう考えたときにフレキシブルに対応できる選手を、とは思っています」

 ―モンテロ選手を5番で起用した。対大竹投手のこれまでの内容を考慮してか。

 「それだけじゃない。いろいろ。それはちょっと言えないけど、いろいろ。普通にやっても、ずっとなかなか点が取れないので。普通にやっても厳しいので、いろんなことを考えて、モンティーを5番に」

 ―大瀬良投手は。

 「よく粘って投げたと思う、本当に。振れている打者が多い、いい打線なんでね。そういった中で、よく粘って投げてくれたと思います」

 ―チャンスで一本が出ない。各選手の焦りだったりがあるのか。

 「そこはどうかな。難しいね、その質問。まあ、なかなかね。ずっとやられているので、各打者『次こそは』と思って打席に立っていると思います」

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