英外相、ロシア資産差し押さえに支持表明 「欧州と共に行動」

 2月25日、ラミー英外相(写真)は、欧州はロシア資産の凍結から差し押さえに移行すべきとの考えを示した。2月14日、ミュンヘンで撮影(2025年 ロイター/Leah Millis)

[ロンドン 25日 ロイター] - ラミー英外相は25日、欧州はロシア資産の凍結から差し押さえに移行すべきとの考えを示した。

ロシアによる2022年のウクライナ侵攻を受け、米国と同盟国はロシア中央銀行と同国財務省との取引を禁止し、3000億─3500億ドルのロシア政府資産を凍結した。大半は欧州の証券保管機関に保管されている米英・欧州の国債だ。

欧州の指導者はこれらの資産をウクライナ復興支援に活用したい考えだが、法的な課題などをどう回避するか合意に至っていない。

ラミー氏は議会で、資産を差し押さえ、ウクライナ支援に活用する緊急法案を支持するか問われ、「欧州は迅速に行動する必要がある。われわれは資産の凍結から差し押さえに移行すべきだ」と述べた。

その上で「どの政府も単独で行動できる問題ではない」とし、「欧州の同盟国と共に行動する必要がある」と強調した。

資産をどのように扱うか具体的な方法には言及しなかった。

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William leads the UK Breaking News team, making sure Reuters is first to report key developments in political, economic and general news. He previously spent nearly a decade in Westminster as UK Political Correspondent and before that covered financial markets during the euro zone debt crisis.

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