バフェット氏、「グレッグに任せたい」-来年から年次総会登壇せず

Maria Paula Mijares Torres

資産家ウォーレン・バフェット氏は2026年のバークシャー・ハサウェイ年次総会で登壇しない意向だと、オマハ・ワールド・ヘラルド紙が報じた。同社の最高経営責任者(CEO)を降りた後は、後継者に総会での主役を譲る考えだという。

  バフェット氏(94)は25年末をもってバークシャーのCEOを退任すると、3日に表明した。取締役会長にはとどまる。

  次期CEOに指名されたグレッグ・アベル氏の登壇は、バフェット氏の要請によるものだと、オマハ・ワールド・ヘラルド紙は同氏の娘スージー・バフェット氏の発言を引用して報じた。

  アベル氏は同紙に、来年の年次総会を5月2日にオマハで開催すると話した。

  アベル氏はまた、バフェット氏がバークシャー株を一株も売却せず、死後はすべて慈善信託に移管すると誓約したことに触れ、バフェット氏のバークシャーに対する献身は「揺らいでいない」と同紙に述べた。

  バークシャーの取締役であるスージー・バフェット氏は、ウォーレン・バフェット氏が登壇しないと決めた当時、「グレッグに任せたい」と語っていたと同紙に話した。

  スージー氏は父親が登壇しない会場に3万人の株主が集まるかどうか不明だとしながらも、そのような年次総会を見てみたいと考える参加者は少なくないだろうと述べた。

原題:Buffett to Skip Stage at 2026 Annual Meeting, Omaha Paper Says(抜粋)

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