『ワンピ』最新展開で「エネル再登場説」濃厚視か エルバフの「匂わせ」がすごい
マンガ『ONE PIECE(ワンピース)』では、過去に登場したキャラクターが再登場する展開がよく見られます。その有力候補として名前があがることの多い「エネル」が、改めて注目されているようです。
マンガ『ONE PIECE(ワンピース)』(作:尾田栄一郎)では、過去に登場したキャラクターが、しばらくの時間を経て再登場する展開がよく見られます。「空島編」のボスキャラ「エネル」も、多くの読者から再び登場するのではないかと予想されています。そして、最新展開で新たな仮説が浮上しました。
※本記事には『ONE PIECE』コミックス111巻以降の情報が含まれています。ネタバレにご注意ください。
「扉絵連載」の「エネルのスペース大作戦」では、エネルが「空島」を脱出して月に到着したことが明かされています。月に上陸したエネルは古代都市「ビルカ」を発見し、そこに遺されていた壁画を見つけました。その壁画には「太古に生きた翼を持った『月の人』」たちが、資源不足のために「青色の星」へ飛んだと描かれています。
コミックス111巻に収録された質問コーナー「SBS」では、『ONE PIECE』の世界が存在する惑星の名が「青色の星」であると明かされました。そのため、「月の人」たちが主人公「モンキー・D・ルフィ」たちの住む星へ飛んできたことはほぼ確定しているといえるでしょう。
「エネルのスペース大作戦」の最終回では、エネルが月の都市にいたロボットたちを率いた「エネル軍団」を立ち上げた様子が描かれており、ファンからは「軍団まで作っておいて、再登場しないわけがないよね」と、このエネル軍団が再登場のカギを握っているのではないかという意見もありました。
このように期待されながらも、これまで本編への登場はありませんでしたが、最新の「エルバフ編」では、その可能性が再び浮上しています。第1138話に登場した、「エルバフ」にある巨大な壁画の中心に、空を飛ぶ「方舟」のようなものが描かれていたからです。これは、エネルの作った巨大な方舟「マクシム」のようにも見えます。
また、第1141話では、巨人族の女性「リプリー」が、「火事」と「雷」は「『エルバフ』の弱点かもね」と発言していました。リプリーによれば、「エルバフ」には昔、「宝樹アダム」の枝の上に「ハウゲン」という村があったものの、落雷による火事で村ごと枝を切断せざるを得なかったそうです。
さらに、第1142話では、巨人族の王子「ロキ」が持つ「鉄雷(ラグニル)」によって雷が落ちる様子が描かれました。このように、たびたび雷に関する描写があることから、一部のファンの間では「エネルが『エルバフ編』で再登場する伏線ではないか」と期待が高まっています。
雷の描写に加え、「エルバフ」の歴史についても注目すべき点があります。「エルバフ」に伝わる「神典(ハーレイ)」には、「第一世界」「第二世界」「第三世界」についてつづられていました。
そのなかでも「第三世界」は「この現世の話」だといわれていますが、「第一世界」「第二世界」の詳細は明かされていません。「第一世界」の冒頭には「地に炎あり 人は欲望に負け 禁断の太陽に触れた」とあり、「エネルが月の都市で見た壁画には、『第一世界』についてのヒントが隠されているのかな」という声もあがっています。
こうした伏線を受けて、ネット上では「エネルが来て宝樹アダムを燃やしまくるのかな……」という予想もありました。もしもエネルが再登場するのなら、そのとき物語は新たな展開を迎えるのかもしれません。
(LUIS FIELD)