主演は妻夫木聡、人間と競走馬の20年を描く「ザ・ロイヤルファミリー」10月スタート(コメントあり)
妻夫木聡が主演を務めるTBS系日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」が、10月に放送スタート。早見和真の小説を原作に、「海に眠るダイヤモンド」の塚原あゆ子が演出として参加する。
本作は、競馬に関わる人々の20年を描く物語。税理士事務所を営む父を尊敬する主人公・栗須栄治(くりすえいじ)は、父と働くことを夢見て大手税理士法人に就職し、仕事の幅を広げていたが、あることをきっかけに挫折を味わう。そんな中、馬主である山王耕造(さんのうこうぞう)との出会いにより、彼の人生は大きく動き出すことになる。撮影は日本中央競馬会(JRA)の全面協力のもと、実際の競馬場でも行われる。
栗須役の妻夫木は「この物語は馬と人間の継承の物語で、そんな壮大なお話をドラマでじっくり表現できるというのが本当に嬉しかったです」と語り、塚原は「原作の持つ壮大な世界観をどう表現できるのか、スタッフ一同、頭を悩ませていますが、競馬関係者の皆様のご協力を支えに、美しい北海道の風景と新しい映像体験を全力で目指していきます」とコメント。早見は「『楽しみにしています』と放り投げるつもりはありません。僕も“原作班”の一人として、素晴らしいドラマをお届けできるよう関わり続けたいと思っています」と伝えた。プロデューサー・加藤章一のメッセージは後述の通り。
「ザ・ロイヤルファミリー」は毎週日曜21時からオンエアされる。脚本は、早見の原作をもとにした「95」でも知られる喜安浩平が執筆。演出は塚原のほか松田礼人、府川亮介も担当する。
日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」
TBS系 2025年10月スタート 毎週日曜 21:00~21:54
妻夫木聡 コメント
この物語は馬と人間の継承の物語で、そんな壮大なお話をドラマでじっくり表現できるというのが本当に嬉しかったです。あと、原作者の早見さんとはもともと仲良くさせていただいていて、早見さんからも「ぜひこの栗須という役を演じてほしい」と言っていただき、必要とされることが役者にとって幸せな瞬間なので、とても嬉しかったです。これだけ愛や希望が詰まった作品というのはなかなかないので、このファミリーの一員としてドラマに携われることが本当に光栄ですし、撮影がとにかく楽しみです。
どの時代でも、受け継がれていく未来への希望というものがあります。何を想い、次の世代に託していくのか。みなさんもその生き証人として、感動に満ちた瞬間を見守っていてほしいです。きっと皆さんの中に秘められた情熱というものを呼び起こしてくれると、僕は確信しています。
塚原あゆ子 コメント
愛情と生命力にあふれた熱狂を、妻夫木さんはじめ、素晴らしいキャストと共にお届けします。原作の持つ壮大な世界観をどう表現できるのか、スタッフ一同、頭を悩ませていますが、競馬関係者の皆様のご協力を支えに、美しい北海道の風景と新しい映像体験を全力で目指していきます。
2025年秋、是非、ご覧ください!
早見和真 コメント
以前から「ザ・ロイヤルファミリー」が映像化されるとしたら、枠は「日曜劇場」しかないと思っていました。とんでもない脚本ができています。心からワクワクするキャスト、スタッフが集まっています。「楽しみにしています」と放り投げるつもりはありません。
僕も“原作班”の一人として、素晴らしいドラマをお届けできるよう関わり続けたいと思っています。
加藤章一(プロデューサー)コメント
このドラマは競馬に関わる人間たちの、夢と情熱に溢れた20年間の物語です。先行きの見えない不安や、生きづらさを抱える方たちが多いと言われる昨今、「夢」を思い描いたり、語ることさえも難しくなっていると感じています。このドラマの主人公たちは競走馬に大きな「夢」をのせて、様々な困難に立ち向かっていきます。超えられない壁にぶつかった時は、「家族や仲間たちとの絆」、「人と人との繋がり」を力に変えて、立ち向かっていきます。この作品も「人と人との繋がり」から生まれました。早見先生の素晴らしい原作との出会いや、妻夫木さんはじめ素敵な出演者の皆様、頼りがいのあるスタッフたちは、これまでの繋がりがきっかけで集まってくれました。またJRAさんはもとより、馬主さん、調教師さん、ジョッキーさんなど競馬関係者の皆様には、人の繋がりから始まって、今回多大なご協力をいただいています。
恥ずかしがらずに「夢」を語れる、そんなきっかけになるようなドラマを日曜日の夜にお届けします。
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