<1分で解説>参院選議席減の共産党 前進妨げた「大きな圧力」とは
街頭演説で「自民党と公明党を少数に追い込む」などと支持を呼び掛ける共産党の田村智子委員長=徳島市のJR徳島駅前で2025年7月8日午後2時29分、植松晃一撮影
共産党の田村智子委員長が3日に開かれた第6回中央委員会総会で、参議院選挙の改選議席が7から3に減ったことについて「厳しく重大な結果で、党中央として責任を痛感している」などと総括する決議案を報告しました。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「共産党と参院選」を解説します。
Q 共産党がこの前の参院選で議席を減らしたって聞いたよ。どんな結果だったの?
A 共産党は今回の参議院選挙で、改選前の7議席から3議席に減りました。選挙区では東京の1議席だけの獲得となり、「650万票、5議席」の目標を掲げた比例代表でも286万票、2議席に終わりました。
AdvertisementQ 決議案は厳しい内容ばかりだったの?
A 自民党と公明党が参院でも少数与党となったことについては、自民党の裏金問題の追及を続けた共産党の役割が「きわめて大きい」と評価しました。
Q なら、どうして議席が減ったのかな?
A 決議案は、外国人政策が新興政党やメディアを通じて争点化されたことで、物価高対策などの本来の争点が目立たなくなったと分析。共産党の「前進を妨げる大きな圧力になった」などと結論付けました。
Q この決議案は今後どうなるの?
A 決議案は4日に採択される予定です。