アルコ&ピース平子が“あの頃の”人情刑事役「架空名作劇場」友近はスナックのママ(コメントあり)
テレビ東京の月曜深夜「ドラスティックマンデー」枠で来月8月11日(月)と18日(月)に「架空名作劇場」が2週にわたって放送され、アルコ&ピース平子、友近が出演する。この作品は80~90年代風の映像に現代の出来事を織り交ぜる映像チーム・フィルムエストとテレ東がタッグを組み、架空の再放送を届ける企画。“あの頃”の映像演出と芝居で、実在しない名作の人情刑事作品を送る。
平子は架空の再放送ドラマ「人情刑事 呉村安太郎」の主演・呉村安太郎役を務める。呉村は妻を亡くし、高校生になる娘を男手1つで育てている桜丘警察署の巡査部長、通称「呉さん」。人情で事件を解決に導く“ザ・あの頃の刑事”だ。平子は「今回は“呉村安太郎という役を演じた加賀美勲という往年のスター俳優”を演じるという特殊な設定があったので、加賀美という俳優が、出身は青年座なのか俳優座なのか……バックボーンは固めました。こだわったのは毛量と直毛。カツラですが、どうセットしていいのかという当時特有のこの毛の多さ、濃さというところにこだわりました」と役作りについてコメント。さらに「当時テレビを観ていた方には懐かしく、タイムマシーンのようにあの時代に戻れる作品。そしてその時代にまだ生まれていなかった方にとっては非常に新鮮で、エキサイティングな作品になっていると思います」と見どころを述べた。
友近はスナックのママ・大森真由美役で共演。事件の解決後、各話のラストに呉村が必ず訪れる「スナックさつき」のママを演じる。友近は「刑事ドラマの最後に出てくるママさん役は、一度やってみたいなと思っていましたので、こういう形で出させていただき光栄です。あの頃の昭和のドラマが好きだった方は、まずこのパッケージや映像に食いついてくださるのではないでしょうか。“あるある”も満載で懐かしい気分になれると思います。でも、内容は現代のことを描いているので楽しく観ていただけると思います」と話した。
さらに先日都内のドラマ撮影現場にて実際の記者と架空の記者を前に、90年代風の囲み取材が再現された。平子が呉村を演じた架空の俳優・加賀美勲、友近が大森を演じた架空の俳優・三笹慶子になりきって架空のやりとりを展開。その様子はフィルムエストのYouTubeチャンネルにて公開予定となっている。さらにその後、実際の囲み取材に平子1名が平子本人として臨んだ。
アルコ&ピース平子 囲み取材でのコメント
──刑事ドラマということで、どんな役作りを?
このお話が来る前に(フィルムエスト制作の)「友近サスペンス劇場」を繰り返し観ました。昭和と平成初期が好き。僕は最初「架空名作劇場」の番組のオファーを受けたとき、友近さんの番組のパクリだと思って断ったら、同じ制作の方だったのでお受けしました。
──友近さんとの芝居の感想は?
役作りのチューニングをどうしようかなと思っていたら、一言であの時代にグッと引き込んでくれる。背中を見ながらやらせてもらいました。
──1978年生まれの平子さんが中高生だった1990年代はどんな時代?
多感な時期で、テレビに元気があった時代。テレビは見るともなく、ついていた。魔法の箱で演出が元気だった。今見ていると常軌を逸している(笑)。あの時代特有のエネルギッシュな雰囲気がこの番組でも出せたら。
──好きだった番組は?
刑事ものは男臭い。最初に触れたヒーローものと言えます。「男はつらいよ」の丁々発止に憧れてこの業界に入りました。純然たるコントや漫才よりも人情話に惹かれて。二十何年やってきましたけど、ようやく目標としたところへ一歩目が踏み出せました。
──今回モデルとした役者さんや刑事役はいますか?
たぶんいろんな方々の要素の寄せ集めです。マストは眉間にシワを寄せながら。鼻にかけながら、所々で何言ってるかわからないのがあの頃のドラマの特徴な気がします。味わいがあっていいな、というのが当時の記憶に残っています。
──「架空名作劇場」の見どころは?
独特な映像で全編1秒も見逃せない。足を引っ張らないように食らいついていければと思います。
「架空名作劇場」人情刑事 呉村安太郎
テレビ東京系 2025年8月11日(月)、18日(月)24:30~25:00<出演者>
アルコ&ピース平子 / 友近