無謀な登山防止へ“富士山に関所” 入山拒否の新ルールも

 今年の富士山は一味違います。以前は登山者が素通りしていた場所に、去年、木製の仮設ゲートが設置され、そして13日、富士山を目指す人を出迎える新たなゲートがお披露目されました。  高さおよそ3.5メートル、幅およそ8メートル。さながら関所のようです。  リニューアルした目的は…。 レンジャー(予行演習) 「上下セパレートの防水タイプの雨具を…」 登山者役(予行演習) 「そこまで聞いてないよ」  無謀な登山者への対応です。  これまでにも、万全な準備をせずに富士山に登る人が続出。なかにはサンダル姿の人まで…。軽装が要因で体調を崩したり、けがをしたりする登山者が後をたちませんでした。

 昨シーズンまでは、無謀な登山者に注意を呼び掛けることしかできませんでしたが…。 登山者役(予行演習) 「時間がないから…行かせてよ、早く!」 レンジャー(予行演習) 「皆さんの今の格好のままだと、とても危険なので通すことはできません」  今シーズンからは、入山拒否もできるようになりました。  変更点は、これだけではありません。  ゲートを通れる時間を短縮。宿泊せず夜通し登る“弾丸登山”の対策として、午後2時以降は登り始めることはできません。  費用も変更です。昨シーズンまで2000円だった“入山料”が今シーズンから4000円になります。 山梨県 三枝徹富士山観光振興監 「ハイキングとは違う。きちんと登山の準備をして臨んでほしい」

テレビ朝日

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