中高年は注意!実は怖い3つの「肺疾患」とは?なりやすい人セルフチェック(HALMEK up)|dメニューニュース

中高年は注意!実は怖い3つの「肺疾患」とは?なりやすい人セルフチェック

生きていく上で絶対に欠かせない呼吸。その機能を担っているのが「肺」です。加齢や病気で肺の働きが衰えると、息切れなどの症状が出て、生活の質が低下。命に関わることもあります。そこで肺を若々しく保つケア法、50代から特に気を付けたい3つの肺疾患対策を3回に分けて紹介します。

教えてくれた人:宮崎雅樹(みやざき・まさき)さん

みやざきRCクリニック(東京都品川区)院長。2006年、群馬大学医学部卒業。慶應義塾大学病院呼吸器内科助教などを経て、16年から現職。日本呼吸器学会呼吸器内科専門医。著書に『長生きしたけりゃ肺を鍛えなさい』(エクスナレッジ刊)などがある。

実は毎年多くの人が命を失っている「肺疾患」とは?

息を吸って酸素を取り込み、息を吐いて体内の二酸化炭素を排出する……そんな呼吸の働きを担っているのが「肺」。みやざきRCクリニック院長で呼吸器内科医の宮崎雅樹さんは、肺は命や日常生活に直接関わる最も重要な臓器の一つだと強調します。

「現在、日本人の死因の1位はがんですが、その中で最も死亡者数が多いのが肺がんです。また肺炎は5位、誤嚥性肺炎は6位と、死因の上位を肺の病気が占めています。病気や加齢で肺の機能が低下すると息切れや呼吸困難が起こり、生活の質が著しく損なわれます。だからこそ、元気に暮らせる“健康寿命”を延ばすには、肺をいかに健やかに保てるかが鍵になるのです」

そこでぜひ取り組んでほしいのが、肺の機能を損ねる病気を早く見つけて治療すること、そして肺をいたわるケアを始めることだといいます。

肺はガス交換の要。全身の健康を左右します

肺は胸の左右にある臓器。吸い込んだ空気は気管から気管支を通り、肺の中に約3億個ある「肺胞」へ。ここで血液中に酸素を取り込み、二酸化炭素を排出する“ガス交換”が行われています。

こんな肺の「老化」がある人は要注意

□坂道や階段の上り下りで息が切れるようになった □風邪の後にせきが長引くことがある

□食事のとき、むせ込むことが多くなった

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