「これは地獄...」高速フェリーを嵐が直撃、乗客が撮影した「悪夢の光景」にSNS震撼 「娘が投げ飛ばされて...」
リバプールからダグラスへ向かうフェリー「マナナン(Manannan)」に乗っていた家族の旅行は、嵐に巻き込まれたことで悪夢に変わった。 【動画】「これは地獄...」フェリーを嵐が直撃、乗客が撮影した「悪夢の光景」にSNS震撼 英バーミンガム在住のローレン・アンダーソン(@laurenpla_)は10月26日、3歳の娘とともにマン島スチームパケット社の高速フェリー「マナナン」に乗船し、穏やかな航海を楽しむつもりだった。 「乗船前にスチームパケット社からは何の案内もなかった」とアンダーソンは本誌に語る。 「普段なら運航に影響が出る場合、メールで知らせてくれたり、便の変更を提案してくれたりするのに、今回は何もなかった。バーミンガムから車で向かう途中も、天気に特に変わった様子はなかったから、プロを信頼してそのまま乗った」 アンダーソンは後に、自身の乗船体験を撮影した動画をTikTokに投稿した。映像には、乗客が座席に叩きつけられ、床には放置された清掃用具が散らばり、子供たちが嘔吐袋を必死に握りしめる様子など、船内の混乱が映し出されている。 さらに、天井パネルが外れて揺れ、換気口の一部が女性の肩に落下するのも目撃したとアンダーソンは語る。
彼女は、船内のプレイエリアで娘を横たえながら守ろうとしていたという。「座らせることは不可能だった」と語り、「娘は怯えきっていて、嘔吐し、小さな体が投げ飛ばされて首を痛めた。途中、トイレに連れて行くために這って移動するしかなかった」と振り返った。 船の下層では、車両同士が衝突し、一部の車は金属製のバリアに押し潰されるなどの被害を受けていた。アンダーソンの車も損傷し、ボディにはへこみや傷が生じたほか、助手席のドアが故障し、タイヤ2本を交換することになったという。 「スタッフからは、損傷した車をそのまま運転して子供と一緒に帰るよう言われた。駐車場に置いて後から回収することも認められなかった」とアンダーソンは語る。「安全面が心配だったので、車が無事だった親切な乗客に娘を乗せてもらって、私はその後ろをついて帰った」 事故後数日が経っても、アンダーソンや他の乗客は運航会社から明確な説明を受けられていない。 「スタッフからはメールアドレスを渡されただけ。損害の報告はしたけれど、スチームパケット社は利用規約に基づいて責任を負わないと主張し、その後の問い合わせにも返答してこない。一部の乗客からは、保険会社によって車が全損扱いになったと聞いている」と述べた。 フェリー船内の映像はTikTokで400万回以上再生され、多くのユーザーが「この状態で出航したこと」に驚きを示している。 「まるで地獄だ」 「アイリッシュ海は最悪。もう二度とフェリーには乗らない」 「人生で最悪の一夜だった」と振り返るアンダーソンは、「次回は絶対に飛行機で行く」と語った。
ダニエラ・グレイ