トランプ氏の和平への決意伝える、国務長官がチェコ外相と電話会談

米国のルビオ国務長官(写真)は3日、チェコのリパフスキー外相と電話会談を行い、トランプ米大統領のロシア・ウクライナ戦争の恒久的な終結に向けた決意を強調した。2月撮影(2025年 ロイター/Evelyn Hockstein)

[プラハ/ワシントン 3日 ロイター] - 米国のルビオ国務長官は3日、チェコのリパフスキー外相と電話会談を行い、トランプ米大統領のロシア・ウクライナ戦争の恒久的な終結に向けた決意を強調した。

トランプ大統領とウクライナのゼレンスキー大統領の会談が決裂したことを受け米欧が態勢の立て直しを図る中、両外相はロシアのウクライナ侵攻について協議。米国務省のブルース報道官によると、平和と安定への支援のほか、北大西洋条約機構(NATO)の国防支出増加などについて協議した。

リパフスキー氏はXへの投稿で、ウクライナの公正で永続的な平和実現に向けた米国との協力はチェコにとって引き続き優先課題となっていると表明。「大西洋を挟んだ互恵的な協力について協議した。これには欧州の大幅な負担増も含まれる」とした。

物別れに終わったゼレンスキー氏とトランプ氏の2月28日の会談に続き、欧州首脳は今月2日にロンドンで会合を開き、ゼレンスキー氏への強い支持を示すとともに、ウクライナ支援の取り組み強化を表明した。 もっと見る

チェコのフィアラ首相は2日、同会議を受け、国防支出の増額について閣僚と協議すると表明した。

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