台風26号の進路予想、気象庁や米軍、ヨーロッパの見方 11月7日午前6時の実況 非常に強い勢力に発達見込み【台風情報】

 気象庁によると台風26号(フォンウォン)は11月8日午前0時現在、フィリピンの東を1時間に25キロの速さで西に進んでいる。日本への影響を含め、今後の予想進路について気象庁や米軍合同台風警報センター(JTWC)、ヨーロッパ中期予報センターの見方をまとめた。

気象庁の進路予想

写真を拡大 台風26号の予想経路図=2025年11月8日午前0時の実況(気象庁HP引用)

 台風26号は11月8日午前0時現在、フィリピンの東を1時間に25キロの速さで西に進んでいる。中心気圧は975ヘクトパスカル、中心付近の最大風速30メートル、最大瞬間風速は45メートル。中心から110キロ全域は風速25メートル以上の暴風域、中心から440キロ全域は風速15メートル以上の強風域になっている。

 気象庁の予想進路を見ると、台風26号は勢力を強めながら北西寄りに進み、9日から10日にかけて非常に強い勢力でフィリピンに上陸する恐れがある。9日午後9時時点の中心気圧は935ヘクトパスカル、中心付近の最大風速50メートル、最大瞬間風速は70メートルの予報。中心から340キロ全域が風速25メートル以上の暴風警戒域になっている。

 10日以降は北寄りに進路を変える見込み。今後、暴風域に巻き込まれる可能性があるエリアが広がる恐れもあり、最新の情報に注意が必要だ。

⇒台風25号の予想進路、気象庁や米軍、ヨーロッパの見方

米国(JTWC)の予想

写真を拡大 JTWCによる台風26号の予想進路図(JTWCより引用)。通過時間は、Zを単位とする数字。日本時間は9を足した時間。KTSは中心付近の最大風速を表す。単位はノット(約 0.514m/s)

 米軍合同台風警報センター(JTWC)の進路予想によると、台風26号は今後、フィリピンの東を北西に進むとみられ、9日から10日にかけてフィリピンのルソン島に上陸する可能性がある。9日午後9時時点では中心付近の最大風速が59メートルに達するとの見方だ。その後、徐々に北寄りに進路を変えるとみており、12日には沖縄県の先島諸島が風速15メートル以上の強風域に入る恐れがある。

中心付近の最大風速 11月7日午後9時:33メートル 11月8日午前9時:41メートル 11月8日午後9時:51メートル 11月9日午前9時:59メートル 11月9日午後9時:59メートル 11月10日午後9時:39メートル 11月11日午後9時:36メートル

11月12日午後9時:31メートル

ヨーロッパ中期予報センターの予想

 リアルタイムの気象情報を提供するチェコの企業「ウィンディ・ドットコム」では、ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)によって提供された解析気象データを基に台風の5日先までの動きを、アニメーションを使い視覚的に分かりやすく知ることができる。画面左下の「▷」ボタンを押すと、台風の動きが再生される。

「フォンウォン」名前の由来

 台風の名前は、「台風委員会」で各加盟国などが提案した名前が140個用意されており、発生した順につけられる。「フォンウォン」は香港が用意した名前で、「山の名前(フェニックス)」に由来する。


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