劇団☆新感線のゲキ×シネ「紅鬼物語」舞台挨拶で柚香光「鬼というものは何なのか」感じてほしい(イベントレポート)
「《ゲキ×シネ》紅鬼物語」の舞台挨拶、生中継付き上映が昨日3月21日に行われた。
「《ゲキ×シネ》紅鬼物語」は、昨年5月から7月にかけて大阪・東京で上演された、2025年劇団☆新感線45周年興行・初夏公演 いのうえ歌舞伎【譚】Retrospective「紅鬼物語」のゲキ×シネ版。同作は、20日に公開された。東京・新宿バルト9で行われた舞台挨拶には、柚香光、早乙女友貴、喜矢武豊、鈴木拡樹が登壇し、その様子が全国の映画館で生中継された。劇中では、ある日突然、鬼と思しき者に妻の紅子と娘の藤をさらわれた源蒼が、10年の時を経て手がかりを得て鬼の棲家へ向かったところ、10年前の別離にある哀しき因果を知る様子が描かれる。
「紅子としての殺陣を成立させたい」という強い思いがあったという紅子役の柚香は、共演者の早乙女や鈴木、アクションチームへの感謝を述べ、「素晴らしい環境であんなにもたくさんの殺陣ができたことが幸せでした」と語る。「この『紅鬼物語』がゲキ×シネとなって生まれましたこと、感謝しております。鬼というものは何なのか、人の中にあるものなのか、それとも社会なのか、はたまた自分の中にあるものなのか。私自身、いろんなことをこの作品から学びました。ぜひ皆さまにも感じていただけるような作品として届いていたら嬉しいです」とコメントした。
本作が劇団☆新感線への6度目の参加となった、鬼の栃ノ木役の早乙女は、「6度目にして、ようやく初めてゲキ×シネの舞台挨拶に参加できて嬉しく思っております」「舞台は生で観るのが一番だと僕は思っているのですが、新感線のゲキ×シネに関しましては、役者が流す涙だったり汗だったり細かな部分だったり、ここでしか見られない要素がたくさんあります。この作品を舞台で観てくれた方も観てない方も、この映像ならではの紅鬼物語が出来上がっているので、楽しんでもらえたらなと思います」と語った。
さらに、蒼の家臣・坂上金乃助役の喜矢武は「初めての新感線作品でしたが、(早乙女)友貴がいてくれて頼りになりました。他の作品で共演したときはツンケンしていた気がするけど(笑)、今回は優しくて、殺陣の朝練に付き合ってくれたり細かいところまで教えてくれたりしてありがたかったです」と振り返り、「『髑髏城の七人』Season 月」以来8年ぶりの劇団☆新感線出演となった蒼役の鈴木は、「久しぶりにいのうえさんの演出を受けてみて今回特に思ったのが、いのうえさんは笑いのシーンにこだわりというか、厳しい目線を持っているなと感じました。この『紅鬼物語』はタイトルに『物語』とついておりますから、ぜひ映画館で観て、周囲の皆さんにも語っていただき、本当に愛される作品になっていければと思います」と話した。
なお、4月12日まで、東京・日比谷シャンテで衣裳展が開催されている。衣裳展では、柚香、鈴木が着用した衣裳のほか、公演で使用された小道具、メインキャスト全員のサインボードな土が展示される。なお、「《ゲキ×シネ》紅鬼物語」の一部上映回では、客席での拍手や手拍子が許可される“カンゲキ上映”が実施され、同上映回では柚香による特別前説映像が公開される。
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2025年劇団☆新感線45周年興行・初夏公演 いのうえ歌舞伎【譚】Retrospective「紅鬼物語」
開催日程・会場
2025年5月13日(火)〜6月1日(日) ※公演終了大阪府 SkyシアターMBS2025年6月24日(火)〜7月17日(木) ※公演終了
東京都 シアターH