北朝鮮は「核保有国」、金氏との関係引き続き良好=トランプ氏

トランプ米大統領は13日、北朝鮮について「核保有国」という認識を改めて示し、金正恩朝鮮労働党総書記と引き続き良好な関係にあると述べた。2019年2月撮影(2025年 ロイター/Kham)

[ワシントン 13日 ロイター] - トランプ米大統領は13日、北朝鮮について「核保有国」という認識を改めて示し、金正恩朝鮮労働党総書記と引き続き良好な関係にあると述べた。

トランプ大統領は北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長とホワイトハウスで会談した際、金氏との関係を再構築する計画があるかという記者団からの質問に対し、「私は金氏と素晴らしい関係を築いている」とした上で、北朝鮮が「核保有国であることは確かだ」と述べた。

トランプ氏は1期目に金氏と前例のない首脳会談を行い、個人的な親密さをアピール。今年1月20日の2期目の就任式では、北朝鮮を「核保有国」と言明し、物議を醸していた。

トランプ氏はロシアと中国の核兵器に言及し、「その数を減らすことができれば大きな成果となる。われわれは非常に多くの兵器を持っており、その威力は非常に大きい」と述べた。

さらに「小規模ではあるが、金正恩氏は核兵器を大量に保有しているし、他国も保有している。インド、パキスタン、その他の国々も核兵器を保有しており、われわれはそれらの国々を関与させている」と説明した。

トランプ氏の発言は北朝鮮の核兵器に対する政策転換を意味するかとの質問に対し、ホワイトハウス当局者は「トランプ大統領は最初の任期時同様、北朝鮮の完全な非核化を求める」と答えた。

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