【西武】逆転負けで連勝ストップ...外崎が痛恨落球&好機に凡退 ウィンゲンター暴投で決勝点献上 髙橋光成7回121球自責0の熱投も
■プロ野球 西武 1-3 楽天 (27日 前橋) 西武は楽天に逆転負けで、連勝ストップ。勝てば24年4月3日以来、419日ぶりの単独首位の可能性もあったが、首位・日本ハムがソフトバンクに競り勝ち1.5差に広げられた。 スタメンは1番センター・西川、2番ショート・源田、3番サード・外崎、4番ファースト・ネビン、5番DH・セデーニョ、6番ライト・長谷川、7番レフト・蛭間、8番セカンド・元山、9番キャッチャー・炭谷のオーダーを組んだ。 先発の髙橋光成は今季8度目の先発で、2勝3敗、防御率2.93。今季の楽天戦は2度目で、4月29日(ベルーナドーム)では自身の連敗を13で止め、597日ぶりの白星を挙げた。出身地・前橋は過去3度の先発も、0勝2敗で未だ勝利がない。 初回、先頭の小深田を3球三振に斬るも、中島に左前安打を浴びる。それでも村林を左飛、鈴木大を中飛に打ち取る。2回には1死から宗山、浅村を左飛で2死とするも、太田にライトへの二塁打を浴び二、三塁で9番・辰己を迎えるも二直に打ち取る。 打線は相手先発・内に対し、初回先頭の西川が右前安打を放つも、盗塁失敗で1死。2死からは外崎がセンターへ二塁打を放ち好機も、ネビンが二ゴロに倒れる。 さらに2回は1死から長谷川が右前安打を放つも、蛭間が空振り三振、長谷川の盗塁は一時はセーフも判定覆りアウトのダブルプレーで攻撃終了。 髙橋光成は3回、先頭の小深田に右前安打を浴びるも、2死から鈴木大を迎えたところで、小深田の盗塁は一時はセーフも、リクエストで覆りアウトとなり3つ目のアウトを奪う。 打線は4回、外崎が中飛で1死から4番・ネビンがバックスクリーンへの5号ソロが飛び出し1-0。5回には先頭の蛭間が左前安打を放ち、元山が犠打で1死二塁。しかし炭谷の遊直で蛭間が戻れずダブルプレーで追加点は奪えず。 髙橋光成は援護をもらった直後の5回、浅村、太田を抑え2死から辰己に右前安打を浴びる。さらに盗塁を許し2死二塁とピンチを広げたが、小深田が空振り三振に抑える。 しかし6回、先頭の中島のマウンド付近の飛球を外崎が落球し、無死二塁のピンチを招くと、村林を空振り三振で1死も、鈴木大にライトへの同点適時打を浴び1-1。 それでも直後の6回裏、先頭の西川がレフトへの二塁打を放つと、源田が犠打で1死三塁。ここで先ほど落球の外崎のところで楽天は西垣に交代。外崎はフルカウントと粘るも、三ゴロで走者動けず2死。ネビンは申告敬遠で勝負を避けられると、セデーニョが空振り三振に倒れる。 髙橋光成は100球を超すが、7回も続投。先頭の7番・浅村に右翼フェンス直撃の二塁打を浴び、犠打を許し1死三塁。辰己には四球を出し、盗塁も許し1死二、三塁。それでも小深田を左邪飛、中島が空振り三振に打ち取り降板。7回を投げ、121球、7安打、1四球、6奪三振、1失点(自責0)だった。 直後の7回裏の攻撃は、楽天3番手・加治屋の前に三者凡退に終わる。すると8回表から登板の2番手・ウィンゲンターが先頭の3番・村林にレフトへの二塁打を浴びると、1死から代打・渡邊佳に右前安打を浴び一、三塁。6番・宗山のところで、代走・小郷に盗塁を決められ二、三塁からスライダーを叩きつける暴投となり勝ち越し点を献上で1-2。 8回裏は西口の前に代打・平沢、1番・西川が連続三振など三者凡退。9回表には3番手・羽田が先頭の太田に四球、続く辰己に中前安打を浴び、無死一、二塁。小深田は空振り三振も、中島に左前安打を浴び1死満塁になったところで降板。水上が登板も、村林に適時打を浴び1-3。なおも満塁だったが、鈴木大、小郷を打ち取り最少失点で切り抜ける。 9回裏は鈴木翔の前に、追いつくことができず試合終了。ウィンゲンターが3敗目を喫した。