「誰もしていないから本当に驚いたの」「オランダとは全然違うわね」 外国人観光客が衝撃を受けた、日本のユニークな習慣とは
オーストラリア人の(左から)テイラーさんとリブさん(スクリーンショット)
日本人にとっては当たり前でも、外国人観光客が見たら感動する日本の習慣はさまざまあります。外国人に日本食を体験してもらいながら、日本での思い出をインタビューするYouTubeチャンネル「日本食冒険記Tokyo Food Adventures」。出演した、オーストラリアやオランダ、コソボから訪れた外国人たちには、日本滞在中に大きな衝撃を受けた光景がありました。彼らの心を捉えた、日本ならではの習慣とはなんだったのでしょうか。
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オーストラリア人が日本で「カルチャーショック」
○「誰もしていないから本当に驚いたの」 オーストラリア人が驚愕 日本で「一番のカルチャーショック」だったこととは
今回が2回目の訪日という、オーストラリア人で19歳のテイラーさんと、同じく18歳のリブさん。チャンネル運営者のDaisukeさんに案内され、本格的な寿司店でおいしい料理に舌鼓を打ちました。
食事中、Daisukeさんから日本で驚いたことについて聞かれると、テイラーさんは目を輝かせながら「一番のカルチャーショックは、日本人はジョイウォークしない!」と答えます。さらに「ジョイウォークは歩道の信号が赤でも渡っちゃうことなの!」と、興奮ぎみに説明しました。
すると、リブさんが「オーストラリアでは、自分の判断でジョイウォークするのが普通だから」と補足。「空港からホテルに向かうとき、誰もしていないから本当に驚いたの」と、初めて日本の街を歩いたときの衝撃を振り返ります。
日本では車が来ていなくても、信号が赤であれば横断歩道で待つことが義務付けられています。この光景は、多くの外国人旅行者にとって見慣れないものとあって、印象的に映るようです。
オランダ人が感心した秩序ある光景
○「オランダとは全然違うわね」 日本の光景に驚いたオランダ人 母国では「カオスに」なることとは
オランダから来た新婚のアンナさんとニルスさんは、寿司を楽しむ最中、Daisukeさんから「日本に来て驚いたことはある?」と尋ねられました。アンナさんが「おもしろいなと思ったのは、みんなすごく……」と言いかけると、すかさずニルスさんが「秩序を守っている!」と続けます。
とくに印象的だったのは、地下鉄のホームで見た光景だったそうです。「日本人は地下鉄に乗るのに、線の上に並んでいるわね! その光景に驚いたわ! そして、ちゃんと順番に電車に乗るのよね」とアンナさん。ニルスさんも「人は多くても落ち着いているからすごいよ! 誰も押したりしない」と、その整然とした様子に感心しきりです。
アンナさんは「オランダとは全然違うわね」と笑います。ニルスさんも「だから、あまり混んでいる感じがしないんだよ!」と、人が多くてもストレスが少ない理由を分析しました。
Daisukeさんが「地元だと電車に乗るとき、みんな並ばないの?」と質問すると、アンナさんは首を横に振ります。そして、「列で待ったりしないね。人だかりが電車に向かう感じよ! ホームにわっと群がって。カオスになることもある!(笑)」と教えてくれました。
コソボ人が絶賛した日本の衛生的な習慣
○「店の試着室で驚いたわ!」 コソボ人が日本の“当たり前”に感動 絶賛した「すごく良い習慣」とは
コソボ共和国出身のアンゾさんとアルベさんは、創業150年以上の歴史を誇る老舗ウナギ店での食事中、日本の清潔さに対する驚きを語りました。とくに、アンゾさんには、ショッピング中に衝撃を受けたことがありました。
「店の試着室で靴を脱ぐのにも驚いたわ。すごく良い習慣よね!」
Daisukeさんが「日本は普通の飲食店でも、靴を脱ぐ場所も多いからね」と説明すると、アルベさんはコソボの文化との興味深い共通点を教えてくれました。
「コソボはイスラム教の人口が多くて、たとえば、教会に入るときは靴を脱ぐんだよ」
交通ルールの遵守や公共交通機関での整列乗車、そして衛生を保つための靴を脱ぐ習慣――。日本人にとっては当たり前の光景が、外国人観光客にとっては新鮮で感動的な体験となっています。規律正しさと清潔さを重んじる日本の文化は、世界中から訪れる人々に、深い印象を残しているようです。
Hint-Pot編集部