物議を醸す暗号資産が、ビットコインなど他のすべてを上昇率で上回る(海外)(BUSINESS INSIDER JAPAN)

バイナンスコイン(BNB)は、2025年に市場で最も良いパフォーマンスを見せた暗号資産のひとつだ。このトークンは過去1年でビットコインやイーサリアムを上回る129%の上昇を見せた。だが、この上昇について懐疑的な見方も広がっている。 ビットコインにとって2025年が良い年だと思うのなら、時価総額第3位の暗号資産(仮想通貨)もチェックしてはどうだろう。 【全画像をみる】物議を醸す暗号資産が、ビットコインなど他のすべてを上昇率で上回る バイナンスコイン(BNB)は、華々しい宣伝もほとんどなく、静かに他の多くの主要暗号資産を上回ってきた。暗号資産取引所バイナンス(Binance)のネイティブトークンであるBNBは過去1年間に129%上昇し、同期間におけるビットコインの97%、イーサリアムの87%を上回った。 この上昇は特に過去1カ月で顕著だった。CoinMarketCapのデータによると、10月初旬から29%上昇し、同期間の時価総額は417億ドルを越えた。

1. 取引の増加 最近の注目のなか、主要暗号資産が史上最高値になり、取引が急増したため、BNBは勢いを増している。 バイナンスによると、取引高が最大である暗号通貨のBNBは、2億9000万人のユーザーを抱え、過去の四半期で148億ドルの資金流入があった。 BNBチェーンの動きも増加している。DeFiLlamaのデータによると、このブロックチェーンのエコシステムは、10月8日には24時間で550万ドルの手数料を得た。 2. アスター バイナンスの元CEOであるチャンポン・ジャオ(Changpeng Zhao)は9月下旬、マルチチェーン分散型取引所「アスター(Aster)」を立ち上げた。 この取引所は、分散型先物取引プラットフォームのハイパーリキッド(Hyperliquid)のライバルとなることを目指していた。DeFiLlamaによると、9月下旬、アスターは取引高で他のすべての取引所を一時的に上回った。DeFiデータアグリゲーターのDeFiLlamaはその真偽に関する懸念から、アスターのデータを追跡リストから排除した。 ビットコイン政策研究所(Bitcoin Policy Institute)のデジタル資産政策専門家、ザック・シャピロ(Zack Shapiro)は先日、アスターの人気急上昇は、最近BNBに注目が集まっていることが一因である可能性が高いと語った。 3. 暗号資産トレジャリー企業 バランスシート上に大量の暗号資産を保有する暗号資産トレジャリー企業が、BNBを購入している。 電子タバコメーカーのCEAインダストリーズ(CEA Industries)は先日、6億1100万ドル相当のBNBを保有していると述べた。同社はこの夏、BNBの購入および運用の計画について初めて発表した。 デジタル資産投資企業のBストラテジー(B Strategy)は8月、YZiラボ(Yzi Labs)と提携して10億ドル規模のBNBトレジャリーの開始を発表した。

Jennifer Sor

BUSINESS INSIDER JAPAN
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