小林礼奈さん交際3カ月で8歳下男性とスピード再婚 離婚した元夫はお笑い芸人 養育費の支払いどうなる?

小学生の子どもを育てるタレントの小林礼奈さんがSNSなどを通じて、8歳年下の男性と再婚したことを明らかにした。

再婚した場合に、養育費の支払いには変化があるのだろうか。

●元夫が明かしたLINE「再婚したけど養育費は払い続けて」

小林さんはブログで再婚を報告。今年3月の“彼氏募集イベント”をきっかけとした交際期間を経て、「何より私の娘を大事にしてくれる姿や彼の娘に対しての関わり方や生活面を見て『この人となら家族としてやっていける!』」と感じたことなどから、6月30日に婚姻届を提出したという。

2020年に離婚を発表した元夫でお笑いコンビ「流れ星☆」たきうえさんは7月1日、「元嫁から『再婚したけど養育費は払い続けて下さい』的なLine(ずっとブロックされてたんだけどな)が送られて来て相変わらず過ぎて笑ってしまった」と自身のXに投稿。

続けて、「『伝え方』を言ってるだけなんですよね。普段はLineブロックしてるのに一方的に言ってくるのが相変わらず現金でウケたってだけの話しです」ともつづった。

小林さんが再婚したからといって、たきうえさんの養育費支払いについて何か変わることはないようだが、一般的に離婚した元配偶者が再婚した場合、養育費に何か影響はあるのだろうか。濵門俊也弁護士に聞いた。

●相手が再婚したからといって養育費の支払義務がなくなるわけではない

——一般的に養育費とはどのように決まるのでしょうか

基本的には、離婚する当事者間の話し合いで決めます。話し合いなので、双方が合意すればいくらでも構いません。

当事者間の話し合いで決められない場合は、家庭裁判所に調停・審判を申し立てることになります。

調停では、裁判所が策定している「算定表」が用いられることが多いです(審判に移行すれば「算定表」を利用)。

もちろん、調停も裁判所を舞台とする話し合いの場なので、算定表に囚われることなく、合意することも可能です。

算定表は2019年12月に改定されました。当事者(権利者と義務者)の年収や子の年齢(0歳~14歳と15歳以上のものに分かれています)、数などの要素を考慮して策定されています。

支払終期については、成年年齢が18歳になったとはいえ、実務上は「満20歳に達する日の属する月まで」とされることが多いです。大学進学を考慮する場合は「満22歳に達した後、最初に到来する3月まで」とすることが多いです。

——相手が再婚したら、養育費はどうなるのでしょう

相手が再婚したからといって、養育費の支払義務がなくなるわけではありません。

ただし、再婚相手と子との間で養子縁組が成立した場合は、第一次的な扶養義務を再婚相手が負うこととなります。

もし義務者が養育費の支払を免れたい場合には、養育費減額の調停・審判を申し立てることとなります。再婚相手と子が養子縁組しただけでは養育費の支払義務がなくなるわけではありませんので、ご注意ください。

この記事は、公開日時点の情報や法律に基づいています。

関連記事: