イスラエル軍、ガザ南部病院地下からハマスのガザトップの遺体収容

イスラエル軍は６月８日、パレスチナ自治区ガザ南部ハンユニスにある欧州ガザ病院の地下トンネルから、イスラム組織ハマスのガザ地区トップだったムハンマド・シンワル氏の遺体を収容したと発表した（２０２５年　ロイター/Ronen Zvulun）

［ハンユニス（ガザ）　８日　ロイター］ - イスラエル軍は８日、パレスチナ自治区ガザ南部ハンユニスにある欧州ガザ病院の地下トンネルから、イスラム組織ハマスのガザ地区トップだったムハンマド・シンワル氏の遺体を収容したと発表した。

同軍のデフィン報道官は、同じ場所でハマスの「ラファ旅団」を指揮していたムハンマド・シャバナ氏の遺体も発見されたと述べ、ほかに見つかった複数の戦闘員の遺体については身元確認を進めているとした。

少数の外国報道陣がイスラエル軍の案内でこの地下トンネルを取材。デフィン氏は、ハマスにとってここは主要な作戦指令の拠点だったと説明した。

デフィン氏は地下トンネルを「ハマスが民間人を人間の盾として利用したり、民間施設、病院を何度も利用したりしてきた新たな事例だ」と指摘。先月ネタニヤフ首相が発表したシンワル氏の死亡が遺体のＤＮＡ鑑定によって確認されたと述べた。