【写真の日】ライターたちがなぜか撮ってしまった “とくに使い道のない写真” 集
皆さん、スマホをお持ちだと思うのだが、その写真のアプリを確認して頂きたい。あなたにもきっとあるはずだ。なぜか撮ってしまった写真たちが。SNSに投稿するわけでもなく、誰かに見せるわけでもない。なのになぜか撮ってしまった……。
我々ウェブライターにも、そんな写真がたくさんある。実際に当編集部のメンバーに尋ねたところ全員が持っていたので、写真集として紹介したいと思う。
以下に紹介する写真は、とくに使い道がないのに撮影されたものだ。そこはかとなく漂う、ライターたちの日常や思考が垣間見えるはず……。
・砂子間正貫 「平成の携帯電話」
砂子間「平成レトロなアイテムを集めるのが趣味の1つで、少し前に『浜崎あゆみデザインのヒョウ柄携帯電話(ツーカー A MODEL)』手に入れた。写真は奇跡的に電源が入った時のもの。残念ながら着メロは聞けず……いつか復活させたい」
・御花畑マリコ 「味カレーのパンツ」
御花畑「九州のイオンで見つけたご当地メーカーコラボのボクサーパンツ。味カレーのデザイン! 出オチすぎるしパンツを誰にはかせるかも難しいので、ネタが浮かばずお蔵入りになった」
・和才雄一郎 「拘束される捕虜」
和才「『CN ラムセス大王展 ファラオたちの黄金』の会場で撮った1枚。捕虜を拘束する方法にクセがありすぎると思って撮ったが、どう考えてもそれだけじゃ記事にできない。会場が写真撮影OKだからテンションが上がりすぎていたようだ」
・GO羽鳥 「イイところだなぁ~」
羽鳥「福岡旅行の時。地下道に入ると壁画が飾ってあった。何かのレプリカ? 詳細は不明ながら、しっかりとライトアップされているし、レンガの壁面とも馴染んでいるし、とても雰囲気が良いなぁ~と思って1枚パチリ。こういう心遣いがされている地下道があるって、福岡イイところだなぁ~と思いました」
・原田たかし 「必ず撮る」
原田「ニンニクの丸揚げを置いている居酒屋に行くと必ず撮っているのだが、いまだに記事で使ったことがない。
ニンニクの丸揚げを語れる日が来るのか、イメージ画像として使う日が来るのか分からないけど、これからも見つけたらカメラロールに入れていきたい」
・Yoshio 「大好きなスープカレー」
Yoshio「コストコで購入した、新宿『中村屋』のスープカリー(5袋)。このスープカレーが大好きで、記憶に残したいと思い、なんとなく撮影。次回コストコ行った際は、大人買いしたい」
・古沢崇道 「旅館の看板」
古沢「東京の安宿街・南千住エリアを歩いていたときに見つけた旅館の看板。『トキワ』というレトロ文字がくり抜かれたバルコニーは渋くて印象的だった。まるで昭和のまま時間が止まっているかのような佇まい。心を奪われて思わずカメラで撮ってしまった」
・P.K.サンジュン 「安藤マジック」
サンジュン「(カメラロールに)よくわからん銅像の写真があったが、これが誰なのか全くわからない。ただ調べてみたところ、日清食品の創業者『安藤百福』氏のようだ。
日付をみたところ2016年の写真だったのだが、実は最近日清に出かけた時も安藤百福氏の銅像を写真に収めていた。なぜかシャッターを切りたくなる安藤マジック、恐るべし」
・中澤星児 「イギリスにて」
中澤「6年前にイギリスに行った時にブライトンで宿泊した『Airbnb』の家のバスルーム。イギリスでは見るもの全部に感動して、景色とか撮りまくったんだけど、写真フォルダを見ると室内のバスルームも撮ってた。なぜここを撮ったのか分からない。多分、テンションが上がってたんだと思う。もちろん記事には使ってない」
・あひるねこ 「今の自分より年下」
あひるねこ「2018年に編集部全員でケンタッキー食べ放題に行った際、なぜかキレイに一列となったため、何かに使えるかもしれないと思い撮影したまま7年以上が経過してしまった画像。
半数以上が今の自分よりも年下だと考えると、なかなか感慨深いものがある」
・佐藤英典 「風のいたずら」
佐藤「ある日のこと、道端に紐の付いたザルのようなものが落ちていた。それが何なのか、即座に判別できなかったのだが、紐の先を追ってみると居酒屋の軒先につながっていた。
そういえば、昨夜は強い風が吹き荒れていたんだっけな。どうやらこれはお店の提灯で、強風によって、シュルシュルシュル~っと転がってしまったようだ。こんなことある!? と思いながらスマホでパシャリ。私は、誰にこの驚きを伝えようとしたんだろうか……」
皆さんもなぜ撮ったかわからない写真を持っているはず。それらを見返して「なんでこんなの撮っちゃったんだっけなあ~」と、そのときの自分に想いを馳せて頂きたい。そして「フフッ」と思い出し笑いでもして頂けると幸いである。
執筆:佐藤英典 Photo:Rocketnews24