「iOS 26」が来週発表か、iPhoneに新たな時代が訪れる
6月10日午前2時にティム・クックがアップルの世界開発者会議(World Wide Developer Conference。以下、WWDC)を開幕する際に、同社はここ数年で最大規模となるソフトウェア刷新を披露すると見込まれている。この新ソフトウェアは「iOS 26」と呼ばれると考えられており、多くのiPhoneユーザーにとっては、手持ちの端末が突如まったく新しいiPhoneに生まれ変わったかのように感じられるだろう。以下に最新情報をまとめる。 昨年のWWDC24に続き、アップルは今年もさらなる秘策を用意している。以下新しいOSで期待されることを説明しよう。 ■新たな名称 最近報じられたナンバー変更のニュースを見逃した読者のために説明すると、今回WWDCで発表される各OSには、主にアップデートが行われる年を示す「2026」が付けられる予定だという。 したがってiOS 19の代わりにiOS 26が登場し、watchOS 26、macOS 26、iPadOS 26、tvOS 26も同時に発表される可能性がある。最も大きな変更になるのはVision Proで、「visionOS 2」から一気に「visionOS 26」へジャンプする。 ■新たなデザイン 発表まであと1週間となり、iOS 26はiPad、Mac、Apple Watch、Vision Pro、Apple TV向けの新OSと並行して設計されており、相互により似通ったデザインと、デバイス間で一貫した操作感を提供することを目指しているという。 社内コードネームは「Solarium(ソラリウム)」で、明るさや日差しを思わせる(もっとも、コードネームは無作為に選ばれる場合も多い)。それでも報道どおりVision Proのデザイン言語を取り入れるのであれば、全体的に軽やかで半透明なデザインになるだろう。 ■主要なアップグレード ブルームバーグのマーク・ガーマンが最新ニュースレター「Power On」で報じたところによれば、デザイン刷新にとどまらず、多数の変更が予定されているという。iPadには生産性を向上させる新機能が追加され、Macにより近い存在になる見込みだ。さらにアップルは、自社の「Apple Intelligence」モデルを開発者に開放し、「開発者が自分のアプリにこの技術を統合できるようにする」とガーマンは述べている。 全プラットフォームで便利な生産性向上も図られるだろう。たとえば、Wi-Fiのサインイン情報をすべてのデバイス間で簡単に共有できるようになり、それは「ジムやホテルでのログインを楽にする便利な改善だ」という。ただし文句をいうつもりはないが、ジムでは複数のガジェットにログインするよりも他にすべきことがあるのではないか。 ■バッテリーの持続時間 Apple Pencil向けのカリグラフィペンやAirPodsのライブ翻訳など、ほかにも多くの新機能が予定されているというが、特に注目すべきはAI駆動のバッテリー管理システムで、バッテリーの持ちが改善され充電の間隔を大幅に延ばすという。 これだけでも新OSの登場が待ち遠しい。発表は数日後で、その後すぐに開発者向けベータ版が提供され、最初のパブリックベータは7月、一般リリースは9月に予定されている。
David Phelan