【ポケモンGO】GOフェス大阪で道ゆくトレーナーに「どっから来たん?」って聞いてみた結果 → ヤラセを疑われるレベルの奇跡が起きた

5月29日〜6月1日の4日間、大阪府内で開催された『ポケモンGOフェスト大阪2025』。最近体力に自信が持てなくなってきた私は日和って2日半の参戦としたのだが、結果的に「4日間フルいけたかも?」と感じた。なぜなら気候が良かったからだ。5月末って最高だね!

GOフェスといえばポケモンGO最大のイベントであるからして、「年に1度、GOフェスだけは参戦する」という人も多いだろう。一体どんな人々が大集結しているのか? 会場の万博記念公園で突撃インタビューを敢行した結果……

「GOフェス、簡単に奇跡起きすぎ問題」が勃発することに。

・目が血走っております

万博記念公園でのプレイは4日間ともに9時〜13時と14時〜18時の2部制(それ以外の時間は大阪市内でプレイ可能)。つまり13時〜14時の1時間で、1部参加者と2部参加者の入れ替えが行われることになる。

私は土曜の1部に参加していたのだが、皆さんあまりにガチな様子でプレイしておられ、とてもじゃないがインタビューを申し込める雰囲気ではなかった。GOフェスは時間との戦いだ。貴重な公園プレイタイムを邪魔する権利など誰にもない。

ってことで、インタビューチャンスは13時から14時の1時間1本勝負となった。

最初にお話を聞かせてくれたのは仙台からお越しのトリオ。ずっと「和服の人おる……!」と気になっており、思い切って声をかけたら気さくに対応してくだすった。なお和服は別に気合いの表れとかではなく、普段着のノリで着用されているらしい。素敵ね。

GOフェスは毎年参加されているという御三方。ポケモンGOを通じて仲良くなったのだそうで、 “ワンリキーの巣” に偶然居合わせたのが最初の出会いだったとのこと。ライブな出会いってイイよね。ずっと仲良くしてほしいなぁ。

つづいて大阪にお住まいのご夫婦。GOフェスは6年前の横浜(日本初のGOフェス)以来、久々のご参加らしい。どこへ行けば一緒にピカチュウサンバイザーかぶってくれる旦那さんに出会えるのですか……?(嫉妬)

こちらは兵庫県からお越しの、10代の娘さん&お父様という珍しい組み合わせ。反抗期が30年間続いている身の上としては「生まれ変わったらこれになりたい」と思わずにいられない。奥様と息子さんはポケモンに全く興味がなく、家庭内で父娘だけの趣味となっているようだ。

それはそうと、娘さん自作の「ポケモンノート」が圧巻の一言だった。何をすればいいかも分からないまま大阪へ来た私とは住む星が違う。将来大物になる予感しかない。

大阪からお越しの幼なじみコンビ。普段はトリオでポケ活をしているのだが、もう1人のご友人が廃 “無” 課金勢であり、このテの有料イベントの場合は2人になるらしい。GOフェスのチケットすら買わないレベルの無課金となると、もはや修行の領域といえるだろう。

・万博公園で不審者と化す

……と、ここで時刻は14時をまわり、会場内には再び殺気が充満し始めた。

ただし中には “公園内でマッタリしている1部(午前の部)のトレーナー” の姿も見受けられたので、2部の人たちの邪魔にならないよう、入り口ゲート付近で1部の残党をつかまえる作戦にチェンジすることにしたぞ。

見た目からガチ勢であることが100%明らかな愛知県からお越しの男性は、想像以上にスゴい人だった。なんと豊橋市でコミュニティアンバサダーを務める方、名を「のむちょ」さんとおっしゃるらしい。何も知らずにスミマセン……!

コミュニティアンバサダーとは、簡単に言うと “地域のトレーナーたちのプレイ環境や交流をサポートするリーダー” みたいな存在。現在日本国内には119人のコミュニティアンバサダーがいる。詳細は公式サイトをご覧ください。

GOフェスに毎年参加されているのみならず、海外のイベントにも可能な限り赴いておられるとのこと。そりゃコミュニティアンバサダーですもんね……! 私ごときが太刀打ちできる相手ではないので、 “今回のGOフェスの個人的総評” を伺うことに。

のむちょさん「毎回GOフェスに参加している身としては、若干物足りない印象です。出現ポケモンのレア度があまり高くない点が大きいですかね。ただ難易度が低いぶん、初心者に優しいイベントではあると思いました。個人的には75点といったところでしょうか。なんにせよ、みんなでワイワイするのはいつだって楽しいですよ」

……だそうです。豊橋市周辺のトレーナー、困ったらのむちょさんを頼るべし!

見た目のインパクトが強く、プレイ中ずーーーーっと気になっていたこちらの男性。今回初めてのGOフェスに参加するため、なんと沖縄から来られたのだそう。傍には微笑む奥様とお姉様の姿が。沖縄の人って家族仲がいい印象があるけど、あれ本当なんだなァ。

どこからどう見てもコイル推しのこの男性。コイルの魅力について聞くと「この独特のフォルムと、コイツにしかないカワイさ」との答え。わ・か・る〜!!!

・街へ繰り出そう!

16時をまわるとさすがにマッタリ勢も少なくなってきたので、大阪の街に繰り出すことにした。なんば周辺はインバウンドとポケモンGOでお祭り状態だ。

北海道から1人でお越しのポッチャマ女子。GOフェスは3年前の札幌回から参戦しているらしい。沖縄トレーナーの後に北海道トレーナーに出会うとは感慨深いものがある。なおポッチャマの魅力は「鳴き声がカワイイところ」なんだって。ポッチャマに鳴き声があること、全然知らなかった(無知ですみません)。

以前の記事にも登場した京都の70代女性ことハルさん。毎回GOフェスへ来ては喫煙所を探している彼女に、大阪の喫煙所事情を聞いてみよう。

ハルさん「そうやな……梅田は喫煙所が多いけど、なんばは少なくて苦労した。もうポケモンじゃなくて喫煙所探しに来てるみたいなもんや。今回は自分の体調が悪くて参加するか悩んだけど、気候がいいおかげか乗り切れてよかった。イベント自体はトータル90点ってとこかな」

ちなみにハルさんの吸っているタバコは「メビウスのショートのボックスの3mg」だぞ。覚えておこう!

東京からお越しの40代男性(ライター業)も「イベントの総評は90点」とのこと。通信状況、天候、会場のつくりなど「特に大きな不満がなかった」ことに加え、海外トレーナーとレアな交換が成立して大ニコニコ状態らしい。自分のモチベは自分で上げるもの……それがGOフェス。

・謎の奇跡、起きる

最後は兵庫県からお越しの中学生男子とお父さん。実は会場で「亀沢さんですか?」と声をかけてくれていたこの父子。読者の方かな? と思いワケを聞いたところ……な、な、なんと!!!!

この2人、私の10代のころのバンギャ友達(同じバンドのライブに通っていた友人)の旦那さんと息子さんだった!!!!!!!

そんなこと、ある!?!?!?

約20年前……たしかに友人に彼氏ができたという話は聞いた覚えがある。その彼氏の成長した姿がこのお父さんであり、その後誕生したのがこの息子さんなのだ。私がライターをしていることに友人が気づいてくれていて、ご夫婦で私の記事を読んでくれていたのだそう。

友人とはいつの間にか連絡先が分からなくなってそれっきりだったが、今回のことをキッカケにLINEで繋がることができた。息子くん、ママに似てるなぁ……ちなみに好きなポケモンはディアルガだってさ。ぴえん! かわええ!!!

「ポケモンGOをやっていると、たまにとんでもない奇跡に遭遇することがある」と知ったGOフェス2025大阪。もちろんレアポケモンは欲しい。ただそれ以上に、人との出会いがこのイベントの醍醐味だということを再確認することができた。

参加すること自体に意味があるもの……それがGOフェス。

参考リンク:ポケモンGO公式サイト 執筆:亀沢郁奈 Photo:©2025 Niantic, Inc. ©2025 Pokémon. ©2025 Nintendo / Creatures Inc. / GAME FREAK inc. RocketNews24.

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