【卑劣】梨5000個にシャインマスカット400房…相次ぐブランド果物の“大量盗難” 生産者の半数が被害経験、泣き寝入りも…窃盗のウラに“案件屋”存在か

 今、全国で果物の大量窃盗が相次いでいます。中には被害額が約200万円に上るものも…。専門家は大量窃盗のウラにある“組織的な犯行”の可能性を指摘しています。収穫間近を狙う卑劣な犯行の実態と、被害を防ぐ取り組みを取材しました。

 果物の栽培が盛んな“フルーツ王国”福岡県・うきは市で、梨農園を営む佐々木浩喜さんは7月に5000個もの梨が何者かに盗まれました。(梨農家・佐々木浩喜さん)「ここから奥まで全部です。きれいになかった。悔しいやら怒りやらで…心が折れました」 被害にあったのは、ブランド梨の『幸水』で、被害額は約200万円に上ります。まもなく収穫、という時でした。

 実は、佐々木さんは2025年も収穫間近の『幸水』6000個以上が盗難被害に遭っています。今年は人感センサーや柵を設置するなど、対策をとっていましたが、2年続けて被害に遭ってしまいました。

(佐々木さん)「(梨は)引っ張ってもとれない。力ずくでやると枝が折れて取れるが、これ(枝を)軽く上げると取れます。(梨は)全部きれいに取られています。(犯人は)手際がいい。カラスがつついた梨は残っているかと思ったが、一つも残っていない」

 警察に被害届を出しましたが、犯人逮捕には至っていません。

 栃木県にある果樹園『いずみファーム』では7月から8月にかけて、高級フルーツのシャインマスカットが収穫前に盗まれました。その数、約400房。被害額は約80万円です。(いずみファーム・猪股 和泉 代表)「畑は毎日様子を見ていたが、気づきにくい(畑の)後ろや死角から、分かりにくいように持って行く」

 人気のシャインマスカットの盗難は他の地域でも起きています。8月9日、岡山県警は42歳の無職の男を窃盗の疑いで逮捕しました。7月17日の夕方から翌朝までの間に、ビニールハウスから、シャインマスカット、約200房、40万円相当を盗んだ疑いが持たれています。

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