日本で連戦中アダム・スコットの14本 見慣れぬキャロウェイの新マッスルバックアイアン
ツアーギアトレンド
2025/10/16 06:45
◇国内メジャー◇日本オープンゴルフ選手権競技 事前(15日)◇日光カンツリー倶楽部 (栃木)◇7238yd(パー70)
前週のPGAツアー「ベイカレントクラシック」に続き、日本のナショナルオープンにも出場するアダム・スコット(オーストラリア)。日本での連戦を迎える彼の最新クラブをチェックしておきたい。
14本の中での大きな変化はアイアン。これまで三浦技研のマッスルバックを好んで使ってきたが、横浜ではキャロウェイのV(シェブロン)マークが目立つ、マッスルバックアイアンを入れていた。日本では見かけたことのない、キャロウェイの新作と目される「マッスルバック プロトタイプ」だ。
本人に話を聞くと、「トーマス・デトリー(ベルギー)とかニコライ・ホイゴー(デンマーク)、ミンウ・リー(オーストラリア)など、契約選手がみんな使っているよ」と、欧米ではすでに流行りのモデルのようだ。スコットはどの点が気に入ったのか。
「見た目がいいよね。よくあるようないわゆる伝統的なブレードより、ほんのちょっとだけ大きいんだ。今まで使ってきた三浦のアイアンにも似ていて、全英が終わった後にすぐに投入したんだ」。さらにスコットは話を続け、「いま多くの選手がちょっとだけ大きくてちょっとやさしいブレードを使い始めている。(松山)英樹も少しヘッドの長いブレードを使っているよね。今はボールが前より変わって、硬いし、球が強いから、アイアンにも変化の必要を感じているんだ」とスイッチの背景を説明した。
さらに14本の中で目立っていたのが、緑色のパター「LABゴルフ Mezz.1 MAX Prototype」だ。「もうかれこれ3年近くラブのパターを使っているよ。ナニがいいかって?ライアングルのテクノロジーが好きで、とにかくストロークがスムーズなのさ。インパクトまでフェースがずっとスクエアなんだ」と使用理由を話す。
今使っているMezz.1に関しては、プロトタイプ段階から試打していて、スコットも開発の手助けをしたというほど。「去年はパッティングのスタッツがすごく良かった。でも今年はスタッツが良くないから、ちょっと違うパター『OZ.1i』に替えようかなと思っているところだよ。いずれにしてもテクノロジーは本当にいいからね」とラブパターへの信頼には変わりはないようだ。
ドライバー:タイトリスト GT2ドライバー(10度)、テーラーメイド BRNR MINI(13.5度) シャフト:三菱ケミカル ディアマナWB (1W/重さ63g、硬さTX、MINI/重さ73g、硬さTX)
フェアウェイウッド:テーラーメイド Qi10 (5番18度) シャフト:三菱ケミカル ディアマナWB (重さ83g、硬さTX)
アイアン:タイトリスト T250(3番)、キャロウェイ マッスルバック プロトタイプ(5~10番) シャフト:トゥルーテンパー プロジェクトX LZ(重さ125g、硬さ6.5)
ウェッジ:ボーケイデザイン SM9(48度)、ボーケイデザイン SM10(54、60度) シャフト:48度/トゥルーテンパー プロジェクトX LZ(重さ125g、硬さ6.5)、54&60度/トゥルーテンパー ダイナミックゴールド ツアーイシュー (S400)
パター:LABゴルフ Mezz.1 MAX Protoype
ボール:タイトリスト ProV1