オモロー山下 投資3年で資産2億円!「自腹0円からスタート」で逆転生んだ〝幸運〟と〝人の縁〟
元お笑いコンビ「ジャリズム」のオモロー山下(56)が、このほどファイナンシャル・プランニング技能士(FP)3級の資格を取得したことが分かった。今回、〝FP芸人〟としてお金について取材に応じた山下によると、2012年に出店した「山下本気うどん」が人気になり、フランチャイズ化するほど成功。さらに、うどん事業の10年で稼いだ1億円を元手に22年から株式投資を開始し、3年で資産を2億円にしたという――。
現在までの道のりを語るオモロー山下
昨年、お笑いコンビ「サバンナ」の八木真澄がFP1級に合格し、話題を集めた。山下はFP3級となるが、八木に続く快挙となる。
資格取得を目指した理由について山下は「株式投資を3年前からやってるんですけど、金融リテラシーとか全体的なお金の知識を付けたいと思い取得しました」と話した。
八木は2年半1日も欠かさず勉強し、合格。一方の山下は「3か月ぐらい勉強したんちゃうかな。本買って、動画見て」と回答。続けて「八木ちゃんが『3級はユーチューブを見るだけで大丈夫』って言ってたんで。3級? 僕3級です」と笑った。
ただ「3級も結構、難しいですよ。ユーチューブ見るだけでええとか言うてたけど、それだけじゃ通らなかったと思いますね」とも語った。
うどん事業の10年で稼いだ1億円を元手に22年から株式投資を開始し、3年で資産を2億円にしたという。
米国株を中心に売買し、資産2億円を達成するなど好パフォーマンスを誇る。資産を倍にできた秘訣について問うと「たまたま運が重なった」と振り返る。株式投資を始めるタイミングで「山下本気うどん」のフランチャイズ化のオファーが届き、まとまったお金が手元にあった。
「株式投資って100万円を200万円にするのと、1億円を2億円にするのどっちが難しいかというと100万円を200万円にする方が難しい。元手が少ない方が難しいんですよ。そういうのも運」と語った。
芸人活動も継続中だ
山下本気うどんは資金1000万円でスタートしたが、先輩芸人の今田耕司と宮迫博之からそれぞれ500万円ずつ貸してもらった。「ラッキーでしたね。僕、自腹0円からスタートしましたから。それが今、資産数億円になったんで自分でもすごいなって思います」と人との縁にも恵まれた。
幸運はまだまだ続く。「山下本気うどん」の運営会社「ガーデン」が昨年、東証スタンダードに上場。「未公開株を買ってたんで、それが爆上がりして大金持ちになりました!」と笑いが止まらない。
今後の目標について問うと「3年で2倍になったと言ってるけど、22年は全体の相場が悪かったんでマイナス。23年、24年の相場が良かったからたまたま倍になっている。相場がよければ増えるというレベル。相場が悪くても勝てるようになったらホンマモンやなって思いますね。それを目指したいですね」と冷静に分析している。
「ジャリズム」時代、相方の渡辺あつむが「3の倍数と3が付く数字の時だけアホになります」というピンネタでブレークし、山下は〝じゃない方芸人〟と呼ばれた。そこから一発逆転に成功したわけだ。
「先日もお金の話をテーマに千原ジュニアさんのユーチューブに出してもらったんですけど、めちゃくちゃイジられました。そこは変わらないんで」と芸人としてのスタンスは変わらない。FP3級芸人として活躍の幅を広げそうだ。
誇らしげにFP3級の証書を披露するオモロー山下
☆おもろーやました 1968年10月29日生まれ。香川県出身。91年に渡辺あつむとお笑いコンビ「ジャリズム」を結成。98年に解散し、2004年に再結成するも11年に再び解散。12年にうどん店「山下本気うどん」を開店。17年に芸人を引退、芸能ライターに転身しインタビューマン山下として活動。21年に芸人に復帰し、芸能ライター、実業家、投資家などマルチに活動している。