大谷翔平の逆転口火打にロバーツ監督「一瞬のうちに流れ変わった」 ドジャース歴史的開幕7連勝呼んだ

◆米大リーグ ドジャース―ブレーブス(1日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)  ドジャース・大谷翔平投手(30)が1日(日本時間2日)、本拠地・ブレーブス戦に「1番・DH」で出場し、昨季のサイ・ヤング左腕・セールから逆転の口火を切る一打を放った。1点を追う6回先頭で12打席ぶりとなる右前安打。ここからベッツの逆転2ランなどこの回一挙3点を奪う逆転劇につなげた。これで開幕7連勝。1958年の本拠ロサンゼルス移転後では最長、前年にワールドシリーズ(WS)を制覇したチームとしては92年ぶりの最長タイ記録と、勢いが止まらない。  大谷の12打席ぶりの快音が、最強ド軍打線の反撃の合図となった。11打席連続無安打で迎えた0―1の6回先頭。昨季のサイ・ヤング賞左腕でそれまで5回1安打投球の先発セールに2球で追い込まれた。だが、直後の79マイル(約127キロ)の外角低めスライダーをじっくり引きつけ、拾うように打球を捉え右前に運ぶと、直後にベッツが逆転の左翼越え2ラン。この回一挙3得点で一気に試合をひっくり返した。ロバーツ監督は「翔平がうまくバットを出して、こん身の投球をヒットにした。(6回は)一瞬のうちに流れが変わったと思う」と流れを呼び込んだ一打をたたえた。  開幕7連勝。球団記録は、ブルックリンを本拠地にしていた1955年の10連勝が最長だが、ロサンゼルスに移転した58年以降では初だ。しかも27日(同28日)の米開幕戦となった本拠地・タイガース戦では、昨季ア・リーグのサイ・ヤング賞左腕スクバルを攻略。この日のセールも昨季ナ・リーグのサイ・ヤング腕だ。「あの6回を乗り越える手段を見つけるのが重要だった。これが野球だ」とドジャースの勢いにのみ込まれた“悪夢の6回”を受け入れるしかなかった。  一発こそ出なかったが大谷は1番としての役割を果たしている。右足首を痛め2戦連続で欠場したフリーマン、逆転弾のベッツと合わせた「MVPトリオ」の中では唯一、開幕から全7戦に先発出場で全試合出塁と頼もしい。MLB公式サイトのサラ・ラングス記者によると、前年のWS覇者が開幕8連勝すれば史上初だ。「連覇が一番の目標」と語る大谷にとっては、ぜひとも達成したい記録だろう。  その記録がかかる2日(同3日)の第3戦は、昨季ナ・リーグMVPを記念したボブルヘッドが先着4万人に配布される“大谷デー”。前回配布の昨季8月28日(同29日)のオリオールズ戦は、試合前に愛犬デコピンとの始球式を成功させ、直後に初回先頭打者弾を放ち、野球ファンの度肝を抜いた。今季の“メモリアルデー”も、主役の座を譲る気はない。(竹内 夏紀) ◆ドジャースの開幕7連勝  ▽LA移転後初 本拠地をニューヨークのブルックリンからロサンゼルスに移してチーム名が「ロサンゼルス・ドジャース」になった1958年以降で初。  ▽球団70年ぶり ブルックリン時代を含めると、1955年に10連勝して以来70年ぶり3度目。10連勝の55年はWS制覇。9連勝だった40年は終盤に失速してポストシーズン(PS)進出ならず。  ▽WS王者では92年ぶり 前年にWSを制覇したチームでは、1933年のヤンキース以来92年ぶりで最長タイ。同年のヤ軍は貯金32もPS進出できず。  ▽MLB記録は13連勝 MLB最長記録は1982年ブレーブス、87年ブルワーズ、2023年レイズの13連勝。この3チームの中でWSを制覇したチームはない。

報知新聞社

スポーツ報知
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