韓国、230億ドルの半導体産業支援策を発表 米関税巡り規模拡大
4月15日、韓国政府は、重要な半導体産業に対する33兆ウォン(232億5000万ドル)規模の支援策を発表した。2022年2月撮影(2025年 ロイター/Florence Lo)
[ソウル 15日 ロイター] - 韓国政府は15日、重要な半導体産業に対する33兆ウォン(232億5000万ドル)規模の支援策を発表した。昨年の26兆ウォンから増額した。
トランプ米政権の政策を巡る不確実性が高まり、中国のライバル企業との競争が激化する中、支援拡大を求める声を受けた対応だとしている。
産業通商資源省を含む各省庁の共同声明によると、半導体産業への金融支援プログラムも、昨年の17兆ウォンから20兆ウォンに拡大する。
国際的な競争にさらされる国内企業のコスト負担増への対応を支援する。
政府のデータによると、昨年の半導体輸出額は1419億ドルで、輸出全体の21%を占めた。
中国向けは466億ドル、米国向けは107億ドルだった。
トランプ米大統領は13日、米国に輸入される半導体への新たな関税率を来週までに発表すると明らかにし、一部企業には柔軟な対応を取る姿勢を示した。
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