徳本一善監督率いる芝浦工大「10位を目指す。来年のために15位以内に入りたい」あと1か月で箱根駅伝予選会
箱根駅伝初出場を目指す芝浦工大が17日、埼玉県内の荒川河川敷で予選会(10月17日、東京・立川市など)に向けたスピード練習を行った。昨季からチームを率いる徳本一善監督(47)は「チームの力は着実に上がっています」と手応えを明かした。
箱根駅伝予選会はハーフマラソン(21・0975キロ)を一斉スタートし、各校12人出走のうち上位10人の合計タイムで争い、上位10校が本戦(来年1月2、3日)の出場を獲得できる。徳本体制1年目だった昨年の芝浦工大は18位だった。今年の予選会に向けて徳本監督は「もちろん10位以内を目指しますが、現実的に実力は15~19番手と思います。その中で、15位を取りたい」と冷静に話した。
箱根駅伝は来季の27年度から大改革される。5年に1回だった記念大会が2028年1月(2027年度)の第104回大会から4年に1回となり、出場枠は3増の26チームとなる(そのうち1チームは予選会敗退校による選抜チーム)。つまり、来年の予選会は上位15校が本戦に出場できる。「来年度は芝浦工大は創立100周年を迎えます。その記念すべき年に箱根駅伝の初出場を成し遂げなければならない。そのためにも今年は15位以内をクリアしたい」と徳本監督は言葉に力を込めて話した。
芝浦工大は、2011年に駅伝部を創設。駅伝プロジェクト入学者選抜試験を導入し、さいたま市の大宮キャンパスに全天候型のトラックや選手寮を完備。文武両道を貫き、大学創立100周年を迎える27年度に理工学系私大初の箱根駅伝出場を目指している。
昨年4月、駿河台大を箱根駅伝初出場に導いた徳本監督の新興校を強化する手腕を評価して招聘(へい)。徳本監督を支えるコーチとして、麗沢大前監督の山川達也氏(42)が就任した。それぞれ駿河台大と麗沢大を率いてきた二人は互いの指導方針や持ち味を認め合っており、絶好のコンビで芝浦工大を強化している。
今年の夏は岐阜・御岳、長野・志賀高原、福島・裏磐梯、山形・村山市で合宿を重ねた。「1年生が成長しています。登録選手(今年から16人)のうち、半分くらいが1年生になるでしょう。4年生も最上級生の意地で頑張っています」と徳本監督は語る。
外国人留学生がいない芝浦工大は、総合力で戦うしかない。「10番目の選手が65分ちょうどでゴールしてほしい」と徳本監督は戦略の一端を明かした。
勝負の箱根駅伝予選会まで、いよいよ1か月となった。
◇第103回箱根駅伝予選会開催要項
▽日時、コース 10月17日午前8時30分、東京・立川市陸上自衛隊立川駐屯地をスタート。立川市街地を回り、国営昭和記念公園にゴールする公認コースのハーフマラソン(21・0975キロ)。世界陸連の世界ランク対象競技会でもある。
▽競技方法 全選手が一斉スタート。各校、10~16人の登録選手の中から10~12人が出場し、上位10人の合計タイムで争う。留学生は登録2人以内、出場1人以内。上位10校が本戦(来年1月2、3日)の出場権を獲得する。
▽出場資格 関東学生陸上競技連盟男子登録者で2025年1月1日~2026年10月4日の有効期間内に1万メートル34分以内、ハーフマラソン1時間13分以内の公認記録を有する。
▽関東学生連合 予選会で敗退したチームの選手で編成し、本戦にオープン参加する。