米ニューメキシコ州の死亡住民、はしか検査で陽性=保健当局
米西部ニューメキシコ州の保健局は6日、同州リー郡で死亡した住民について、麻疹(はしか)検査で陽性反応が出たが、死亡原因はなお調査中だと発表した。2019年3月、シアトルで撮影(2025年 ロイター)
[6日 ロイター] - 米西部ニューメキシコ州の保健局は6日、同州リー郡で死亡した住民について、麻疹(はしか)検査で陽性反応が出たが、死亡原因はなお調査中だと発表した。
この患者はワクチン未接種で、死亡前に医療機関を受診していなかった。これで同州のはしか患者の総数は10人となり、すべてがリー郡の住民だ。内訳は、成人6人と17歳未満の子ども4人。このうち7人がワクチン未接種で、残り3人のワクチン接種歴は不明。
リー郡は、100人以上の患者とワクチン未接種の子ども1人の死亡が報告されているテキサス州ゲインズ郡に近い。テキサスとニューメキシコ両州は、過去10年の米国におけるはしか流行の中心地となっている。
ニューメキシコ州保健局は、11日に地域の予防接種クリニック2カ所を開設すると発表。同局の専門家は、はしか、風疹、おたふく風邪を防ぐ3種混合ワクチン(MMRワクチン)がはしかの最良の予防法だと説明した。
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