スズキ "バイオ燃料"対応「ジクサー250SF」発表! "高出力"と環境性を両立したスポーツバイク! 二輪BEV「e-アクセス」など3車種をインドで公開!
スズキは2025年1月17日、インドで開催されている「バラート モビリティ グローバル エキスポ 2025」に出展し、次世代を担う二輪車3モデルを発表しました。どのようなバイクなのでしょうか。
スズキの次世代バイク“3モデル”発表!
スズキは2025年1月17日からインド・ニューデリーで開催されている「バラート モビリティ グローバル エキスポ 2025」にて、次世代を担う二輪車3モデルを発表しました。
それぞれが環境対応や利便性向上を目指したモデルとされていますがどのような特徴があるのでしょうか。
1つ目は新型「e-ACCESS(e-アクセス)」です。スズキ初の二輪車におけるバッテリーEV(BEV)世界戦略車として発表された、都市部の移動に最適な電動スクーターです。
信頼性の高いリン酸鉄系リチウムイオンバッテリーを搭載し、減速時にエネルギーを回収する回生ブレーキを備えます。
交通状況などに合わせて選べる3つのドライブモードを装備するなど、インド市場に合わせた実用性を備えます。
また、シート下には17リットルの収納スペースを備え、日常使いにも配慮されています。
さらに、キーレスシステムを採用し、カラーTFT液晶メーターを装備。スマートフォンとの連携機能により、高い利便性を実現します。
このモデルは、2025年4月よりインド市場で販売される予定で、価格は近日発表予定。その後、各国への輸出が予定されています。
2つ目は新型「ACCESS(アクセス)」です。クラシックで都会的なスタイリングを備えたスタンダードなスクーターとして、スズキのインド市場における販売台数No.1のモデルです。
今回の全面改良ではLEDライトや細部のデザインを一新、さらに124ccエンジンのアップデートが行われ燃費性能の向上を実現。その他、シート下収納の容量増加やイグニッションスイッチで開閉可能な給油口を採用するなど、利便性も向上しています。
このモデルは、2025年1月よりインド市場で販売を開始。その後各国に輸出が予定されています。
3つ目は「GIXXER SF 250(ジクサーSF250)」でスズキ独自の油冷エンジンを搭載した250ccクラスのロードスポーツバイクです。
新たにバイオエタノール燃料(E85/エタノール85%混合燃料)対応モデルが追加されました。
パワーユニットには、BS-VI対応250ccエンジンを搭載し、E85燃料では27.9馬力を発揮し、E20燃料で27.2馬力の高出力を発揮します。
インジェクター、燃料ポンプ、燃料フィルターなど燃料システム改良により、E85燃料との互換性を実現。これらの機能強化により、これまで以上にCO2削減に貢献します。
このモデルは、2025年1月よりインド市場で販売を開始されます。
今回の発表にスズキ代表取締役社長 鈴木俊宏氏は、「カーボンニュートラル社会の実現に向け、BEV、合成燃料、水素エンジン、バイオ燃料などの選択肢を提供し、社会とお客様の期待に応えることを目指してまいります」とコメントをしています。
発表された3モデルは、電動化、燃費性能の向上、代替燃料対応など、多角的な視点から環境負荷の低減を実現させた、スズキのカーボンニュートラル実現への取り組みを象徴するモデルといえるでしょう。持続可能な社会に向けたスズキの挑戦に今後も注目です。