Nintendo Switch 2、純粋な処理性能はPS4よりもXbox Series Sに近いとコーエーテクモの開発者が語る
Nintendo Switch 2がどのくらい高い処理能力を持っているのか気になる人も多いだろう。ある開発者が、PS4よりもXbox Series Sに近いと語っている。
コーエーテクモゲームスが手がける『WILD HEARTS S』のプロデューサーを務める枝川拓人はwccftechに対し、Switch 2の能力について概括するのは難しいが、比較対象としてはSeries Sが妥当だと述べている。
純粋なコンピューティングパワーに関しては、さまざまな特徴を持っているので一概には言えないのですが、Series Sに近いものと考えていいんじゃないでしょうか。
Switch 2は、専用のRTコアとTensorコアを備えたNVIDIA GPU搭載のカスタムNVIDIAプロセッサを採用している。コンソールの発売に先立ち、NVIDIAは、Switch 2が初代Switchの10倍のグラフィックスパフォーマンスを備え、DLSSとレイトレーシングによるAIアップスケーリングを実現すると明かしていた。
Xbox Series SはSeries Xよりも性能が控えめな廉価版だ。PS5と直接競合するコンソールとして2020年に一緒に発売され、今年の11月で5周年を迎える。
Switch 2がSeries Sと同程度の能力を備えているなら、ほとんどのサードパーティー製ゲームが動作することになる。マイクロソフトはSeries X向けに発売するゲームはSeries Sでも発売するよう指示しているため、Xboxの現行機向けのゲームに携わっている開発元は、そのゲームがSeries Sでも動作するようにしなければならない。
実際、Switch 2のローンチタイトルには多数のサードパーティー製ゲームが含まれており、CD PROJEKTの『サイバーパンク2077 アルティメットエディション』も発売される。Switchではサードパーティー製のマルチプラットフォームゲームがほとんどなかったが、Switch 2ではラインアップが豊富になるかもしれない。
なお、Switch 2は好調なスタートを切った。発売後4日間で世界累計販売台数が350万台を突破し、任天堂のゲーム機としては過去最高の記録を打ち出している。