れいわが壊滅的敗北 お通夜ムードから一転「セルフツッコミ爆笑」を始めた大石晃子氏に報道陣は唖然 「解散自体が不当」と責任転嫁 タダの人になっても共同代表を辞めないつもり?

 れいわは衆院南関東ブロックで山本譲司氏が1議席を獲得した。だが、これは自民党が獲得した議席で、自民の比例候補者が足りなくなったから転がり込んだ“おこぼれ”に過ぎない。実質的には改選前8議席全てを失う大惨敗を喫した。  午後8時過ぎ。開票速報特番が始まり、TBSが「0」、NHK、日テレが「0〜2」などと厳しい議席予測を報じ始める中、大石・櫛渕両共同代表は険しい表情で会見場に現れた。特に大石氏は打ちひしがれているように見えた。 「山本太郎の活動停止という大きな穴を埋めようと、私自身が代表の代わりにテレビに出まして、爪痕を残しましたが、やはり数字という意味ではまだまだであった可能性が高いのかなと反省しています」(大石氏)  伏目がちでどこか“しゅん”としている。これまできつい関西弁でルール無視の他党批判を繰り返し、顰蹙を買ってきた大石氏からは想像し難いほど殊勝な姿だった。「爪痕を残した」と若干の自己弁護をにじませつつも、反省の言葉を口にする「新しい大石晃子」の姿に、会場にいた報道陣は一様に驚かされた。

 ところが10時半すぎ。テレビ中継出演を挟んで後半に行われた質疑応答タイムで評価は一変した。  厳しい状況や執行部の責任についてどう考えているか、という問いに対し、大石氏は関西弁を”解禁”してこう切り出した。 「悔しいと思います。ここからは開き直りバージョンと言いますが、まあ、ちょっと、こういう厳しい状況の時に、テレビとかで色々ゆうたら、負け惜しみちゃうかとかなるので、しおらしくしとかなあかんかなと思うんですが…」 「やっぱりこの解散自体が不当なもので、高市政権、自民と維新のスキャンダル隠しでこのような歴史上最速の解散に打って出たということがありますから、これ自体が非常に不当なものであった」  さらに、 「れいわも速報で減らしていますが、野党全体で減らしてますので、やはりこれは検証していく必要があると思います。雪国でも投票できていませんし、システムエラーがあったり、とか。大阪ではダブル選まで維新が行ったので、立候補者の公設掲示板が3分の1まで減らされていて…野党側が不利な形で行われた選挙なので…」  と敗因を外部要因に求めた。


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 執行部の責任については、 「やっぱり党を引っ張っていく上で執行部の責任はなしではないと思います」  とは言ったものの、 「一方で、れいわ新選組が唯一無二な点が2点あり…」  と話題転換。自らが政権与党を徹底批判してきた“功績”などを振り返り、 「それがちゃんと有権者の皆さんに届ければ、れいわは本気なんだ、という訴求力をみんなで増していけば自ずとと道は開かれるだろうと思っていますので、そんな形で責任を取るのが今、私の役割かなと思っています」  辞任して責任を取るつもりはないようなのだ。櫛渕共同代表も「高市総理が逃げ回った選挙だったことを皆さんに検証していただきたい」と与党批判を展開した後、「批判というものをもっと野党がすべきですよ」「大石共同代表が孤軍奮闘していた」と自分たちを庇う発言に終始した。  そして揃って「山本太郎代表が演説をすると結構な人が立ち止まる」(大石氏)などと、終盤の3日間で全国行脚した「山本太郎の偉大さ」を振り返るのだった。

 驚いたのはその後だ。突然、大石氏は「ところで、なんでモンクレール着てるねんって誰も聞いてくれないの? ツッコミ待ちなんですけど」と自らがまとっているダウンジャケットについて言及。 「今日かな。SNSで大石は高級なダウンジャケット着ているんだ、ブルジョアだみたいなのが流れていて、ユニクロを着るべきだとか言われて。これユニクロなんですけど」(大石氏) 「(ダウンジャケットを着て会見場に現れたことは)ネタだったんですよね」(櫛渕氏)  突然キャッキャッと笑い出す2人。だが笑っているのは身内だけで、ほとんどの報道陣は唖然としていた。前日まで全国を飛び回って街頭で「死ぬ前に言いたいこと全部言うたるぞー!」と絶叫していた山本太郎代表は最後まで姿を現さなかった。  このような体たらくで、れいわはこれからどこへ向かっていくつもりなのか。 「今回の選挙で、れいわが山本太郎氏一人のカリスマ性で支えられていたことがはっきりしました。病気を理由に今回は一旦退いて選挙に臨んだ山本氏ですが、完全に退くとは明言しておらず今も代表のままです。大惨敗の結果を受けて、大石・櫛渕体制には任せられないとわかったでしょうが、他に適当な人材がいるわけでもない。頭を悩ましていることでしょう」(政治部デスク)  心置きなく病気療養に入ることはまだ難しそうだ。  関連記事【「杉田水脈」候補を「自民党の毒の凝縮物」と“口撃”…「れいわ」がピンチで「大石晃子」共同代表がますますカゲキ化している】では、山本氏から「党の顔」を引き継いでから顰蹙を買ってきた大石氏の言動について詳しく報じている。

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