堀琴音が単独首位に浮上 1打差に永峰咲希、佐久間朱莉、小林夢果

◇国内女子◇KKT杯バンテリンレディスオープン 2日目(19日)◇熊本空港CC(熊本)◇6565yd(パー72)◇晴れ(観衆4141人)

2アンダー12位から出た堀琴音が7バーディ、2ボギーの「67」で回り、通算7アンダーの単独首位に浮上した。2022年「Tポイント×ENEOS」以来のツアー3勝目をかけて最終ラウンドに臨む。

奪った7バーディで最も長いパットは8番(パー3)の5mとショットで好機を演出した。持ち球はフェードだが「最近、少し捕まって一筋左に行くようなショットが多くなっていた」と今週から本来の球筋をしっかり意識することを心がけており、それが奏功した。

同じ最終日最終組にはならなかったが、自分を1打差で追う永峰咲希は同学年でプロ同期生。「咲希ちゃんは同期でただ一人国内メジャー(日本女子プロ選手権)をとっているし、すごく楽しみ」と言う。永峰は4月28日に、自分は来年3月3日に30歳になるとあって「お互い三十手前。咲希ちゃんはあと10日ほど、私は1年ありますけど」と冗談交じりにエールを送った。

首位スタートの永峰は3バーディ、2ボギーの「71」でプレーし、未勝利の佐久間朱莉小林夢果と通算6アンダー2位に並んだ。20年の国内メジャー「日本女子プロ」以来の3勝目へ1打差を狙う。

通算5アンダー5位に通算2勝の神谷そら、ルーキーの徳永歩が続いた。

ツアー23勝の横峯さくらが前半13番(パー3)でホールインワンを達成した。14年「マスターズGCレディース」最終ラウンドで獲って以来11年ぶり。アマチュア時代を含めるとツアー5回目のスーパーショットを披露したが、通算3オーバー60位で決勝ラウンドには進めなかった。

開幕戦から5試合連続で欠場し今大会が復帰戦の川崎春花は2バーディ、4ボギー1ダブルボギーの「76」で回り、今季1勝の穴井詩と並ぶ通算4オーバー68位、出産後ツアー復帰2試合目の有村智恵は通算5オーバー77位、3月「アクサレディス」でツアー初優勝の工藤遥加は通算6オーバー82位でそれぞれ予選落ちとなった。

<上位成績> 1/-7/堀琴音 2T/-6/佐久間朱莉小林夢果永峰咲希 5T/-5/神谷そら徳永歩 7T/-4/河本結大里桃子小祝さくら大出瑞月沖せいら

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