物語の原点となる貴樹と明里の幼少期を演じるキャスト発表!『秒速5センチメートル』本編初公開となる特報映像も(MOVIE WALKER PRESS)|dメニューニュース
MOVIE WALKER PRESS6/13(金)5:00
松村北斗が主演を務める実写映画『秒速5センチメートル』(10月10日公開)。この度、本作の特報映像と新キャストが公開された。
【写真を見る】満開の桜をバックに、向き合う貴樹と明里の姿を切り取ったティザービジュアル / [c]2025「秒速5センチメートル」製作委員会 『君の名は。』(16)、『天気の子』(19)など、記録的な大ヒット作を生みだしてきた新海誠の劇場アニメーション『秒速5センチメートル』(07)の実写化となる本作。主人公、遠野貴樹の18年間にわたる人生の旅を描く。メガホンをとるのは、映像監督や写真家として若くして国内外から高い評価を得ている奥山由之。 今回解禁されたのは、30秒の特報映像。映像は、新宿で信号を待つ遠野貴樹(松村)の姿と「いつもどこかに、あの頃の気配を探している─」というセリフから始まる。原作アニメーションの劇中曲「想い出は遠くの日々」のメロディーに乗せて、都心の夕焼け、夏の陽射し、波打ち際といった風景や、いつの時代も隣にいたひとたちの記憶と、いまも心に深く残る幼少期の出会いと別れが映しだされる。『秒速5センチメートル』の世界観を構築する大切な楽曲を、今作で劇伴を担当する注目の音楽家、江崎文武が本特報のためにカバーし、演奏している。原作へのリスペクトと、奥山監督が撮る圧倒的な映像美を感じる特報に、本作への期待がより一層高まる仕上がりになっている。終盤には、本作のタイトルにもなった幼少期の篠原明里の台詞「秒速5センチなんだって、桜の花の落ちるスピード。秒速5センチメートル」とともに、先日解禁されたティザービジュアルにも使用された雪と桜が舞うシーンで締めくくられる。桜、雪、海など、原作における印象的なモチーフや世界観を大切に扱うべく、本作は2024年から2025年にかけ四季をまたぎ、それぞれの季節を映像でとらえるとともに、東京だけでなく種子島など原作に登場する場所で実際にロケ撮影を敢行した。 遠野貴樹の幼少期を演じる上田悠斗 / [c]2025「秒速5センチメートル」製作委員会 さらに、物語の重要な幼少期を演じる、新キャストが解禁。松村演じる主人公、貴樹の幼少期を上田悠斗が演じる。上田は、新人、若手俳優集団「EBiDAN NEXT NAGOYA」のメンバーで、本作が演技初挑戦。貴樹の小、中学生時代は、幼なじみの明里と心を通わせるきっかけにもなる非常に重要な役どころだ。貴樹が小学生の頃に出会った転校生、明里の幼少期を白山乃愛が演じる。2022年に開催された第9回「東宝シンデレラ」オーディションでは、史上最年少でグランプリを受賞し、2023年には「Dr.チョコレート」で鮮烈なデビューを飾った白山。その後も、「スカイキャッスル」、『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』(24)をはじめ、ドラマ、映画、CMに立て続けに出演している。上田、白山の2人は、約500名の応募者のなかからオーディションにて選ばれた。俳優の自然体な演技を引き出すことを大切にしている奥山監督は、キャストとスタッフが信頼関係を築きリラックスして撮影に臨めるように、上田と白山の演出にあたり撮影の2か月前から5回以上にわたりワークショップやリハーサルを行った。本作が人生初の演技となる上田は「奥山監督が何度もワークショップをして、自然な演技ができるように、みんなで遊びながら優しくいろいろ教えてくださいました」と撮影について振り返り、白山は「奥山監督はとても気さくな方で、緊張することなく、監督に身を委ねてお芝居ができました」とコメントを寄せた。 さらに、貴樹と明里が出会った小学生の頃のシーンを切り取ったティザービジュアル第2弾も解禁。貴樹と明里が踏切を間に挟んで向き合うシーンと、桜の木の下でシャボン玉を楽しむシーンの2種類が制作され、先日解禁されたティザービジュアル第1弾同様、本編カットを使用したデザインとなっている。ビジュアルには、「貴樹くん。来年も、一緒に桜見れるといいね」という、この物語の原点となる、忘れることのできない幼少期の出会いと別れを予期させる言葉が添えられている。 遠野貴樹と篠原明里の淡い恋、そして2人の運命の行方は?ぜひ劇場で見届けたい。 ■<キャストコメント> ●上田悠斗(幼少期の遠野貴樹役) 「この作品に出演が決まったと聞いた時は、信じられなくてびっくりして、ほんとに僕でいいのかなと思いました。でも、奥山監督が何度もワークショップをして、自然な演技ができるように、みんなで遊びながら優しくいろいろ教えてくださいました。ちょっと内気な性格だけど、物知りな貴樹だったので、演じることで教えてもらうこともあって、演じることが面白かったです。僕が初めて俳優のお仕事をさせていただいた作品です。素敵な映画になっていると思いますので、ぜひ、ワクワクしながら観に来てください」 ●白山乃愛(幼少期の篠原明里役) 「小さい頃から見てきた新海誠監督作品初の実写化ということで、オーディションに受かった時はとても嬉しかったです。撮影が始まる前に奥山監督の作品も見させていただき、今回ご一緒できるんだと、撮影が楽しみになりました。実際にお会いした奥山監督はとても気さくな方で、緊張することなく、監督に身を委ねてお芝居ができました。原作アニメ『秒速5センチメートル』は、とても綺麗な作品です。明るくて素直な、幼少期の篠原明里ちゃんそのままを演じられたと思うので、ぜひ、たくさんの方々に見ていただきたいです」 文/サンクレイオ翼 ※江崎文武の「崎」は「たつさき」が正式表記