「死ぬかと思った...」寿司を喉につまらせた女性を前に、男性が取った「まさかの行動」にSNS爆笑(ニューズウィーク日本版)
オーストラリア・シドニー在住のシャイアン・マクドナさんが、寿司を喉に詰まらせた瞬間を捉えた衝撃的な映像を公開した。隣には友人が座っていたが、ただ見ているだけだったという。 【動画】「死ぬかと思った...」寿司を喉につまらせた女性を前に、男性が取った「まさかの行動」にSNS爆笑 マクドナさんは、友人のアーロン・ドルデンさんと夕食を取っていた。「オーストラリアに戻ってから彼と会うのは初めてだった」とマクドナさんは本誌に語る。「私は4カ月半の世界旅行から帰国したばかりだった」。ただ、その再会は想像とはまったく別の意味で忘れられないものになった。 2人が食事を始めて間もなく、問題は起きた。マクドナさんによれば、異変は「最初の1つ」を皿から取って口に入れた瞬間だったという。「いつもより大きいサイズだったのに気づかず、あまり噛まずに飲み込んでしまった」と話す。 南部医学ジャーナルによると、アメリカでは毎年4000人以上が窒息で亡くなっている。 その直後の数秒、マクドナさんの頭をよぎったのは、自分も同じ危険にさらされているのではないかという思いだった。「窒息している間、本当にパニックになっていたし、恐怖を感じていた」と振り返る。 呼吸ができずにもがく時間は、友人ドルデンさんの「行動――正確には無行動」によって、さらに少し延びることになった。彼は最初、何が起きているのかまったく気づいていなかったという。
「彼は最初、スマホで追加の注文をしていた」とマクドナさんは話す。「私が立ち上がったのを見て状況を確認し始めて、『大丈夫?』『水いる?』と聞いてきて、その後になってようやく、ハイムリック法が必要だと気づいた」 幸い、ドルデンさんがハイムリック法を行い、詰まっていた食べ物は外へ押し出された。店員と、居合わせた女性客がマクドナさんの様子を確認しに来たが、その頃にはすでに落ち着きを取り戻しており、2人はそのまま食事を続けた。 「食べ物が出た瞬間、本当にほっとした」とマクドナさんは語る。「2人そろって呆然としていた。そのあとすぐ笑いが込み上げてきた。寿司の一切れで窒息するなんて、自分でも信じられなかったし、あんなことが起きたなんて思えなかった」 そのときマクドナさんは、壁に設置された防犯カメラに気づいた。ちょうど2人が座っていた方向を映していたため、彼女は店員に「映像を見返せるか」を尋ねた。店員は快く応じ、2人は状況を確認することができた。 マクドナさんはその映像をスマホで撮影し、後にTikTokのアカウント @cheyennemcdonogh に投稿した。動画では、目の前で窒息が起きているにもかかわらず、友人が『まったく危機感がない』ように見えるのを冗談めかして取り上げている。 自分が死にかけた瞬間を映像で見返すと、先ほどまでの恐怖やパニックは、別の感情に置き換わっていったという。