ソフトバンクが5Gで音声通話(VoNR)を開始 やっと「一人前」になった5Gの活用法

 筆者は2021年12月にキャリア5G(キャリアはKDDI)を使ったプライベート5Gネットワークを構築した。事業所内に5G、4Gの基地局を設置し、アンテナを数多く設置して、実質的にその事業所「専用」のプライベート5Gを実現したものだ。 事例解説:ローカル5Gより速い! キャリア5Gによる事業所内ネットワークが稼働  当時は2つの理由で5Gだけの設備ではプライベート5Gネットワークが作れなかった。1つは5Gの方式がNSA(Non-Stand Alone)だったことだ。NSAは5Gを4Gのコアネットワークで制御するため、制御信号のやりとりのために4Gの設備が不可欠だった。  もう1つの理由が、5Gだけでは音声通話ができないことだ。5Gに対応したスマートフォンは、5Gでデータ通信はできるが、080/090などによる音声通話はできない。音声通話は4G(VoLTE、Voice over Long Term Evolution)でしかできなかったのだ。  スマートフォンで5Gによるインターネットを利用している最中に電話が着信すると、一時的に5Gから4Gに切り替えて通話をする。通話が終わると5Gに戻る。スマートフォンから電話を発信するときも同様に4Gネットワークで発信する。  その後、5Gを5Gコアで制御する5G SAが使えるエリアが広がり、データ通信だけなら5G設備のみでできるようになりつつある。しかし、音声通話は相変わらず4Gに頼ったままだった。  図1は、5G SAで企業のプライベート5Gを構成した例だ。オフィスビル内には5Gと4Gの基地局装置を置く。MU(Master Unit:親機)やHU(Hub Unit:中継器)からなるDAS(Distributed Antenna System)は5Gと4Gで共用できる。音声通話は4GのVoLTEを流れ、5Gのデータは5G網を流れる。

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