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【1月6日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は、南米ベネズエラのマドゥロ政権を、武力で圧倒した。勢いづくトランプ氏が他の国々にも照準を合わせる中、世界中が「次はどこだ?」と注目している。

トランプ氏は4日、米大統領専用機エアフォースワン機内で記者団に対して、コロンビア、キューバ、グリーンランド、メキシコ、イランが次の標的になる可能性について言及した。

ノーベル平和賞を公然と求め、「介入主義」に消極的だったとみられるが、現在では「自国の裏庭」で望み通りに「権利」を行使しようとしている。

■グリーンランド

ベネズエラでの軍事作戦以降、トランプ氏はグリーンランド獲得の意欲を改めて強めている。

「トランプ氏は潜在的な征服国リストを示してきたが、政権が最も狙いを定めているのはグリーンランドだろう」と、ブルッキングス研究所の米国・ヨーロッパセンターの研究員アスリ・アイディンタスバス氏はAFPに語った。

トランプ氏は、鉱物資源が豊富でデンマークの自治領であるグリーンランドを国家安全保障上必要だと主張しており、デンマークではロシアや中国からグリーンランドを守ることができないとしている。

デンマークのメッテ・フレデリクセン首相は、グリーンランドを武力で奪取しようとする動きは、米国主導のNATO(北大西洋条約機構)軍事同盟そのものの終焉を意味すると警告した。

しかし、トランプ政権は、警戒を強める欧州に対して更なる外交圧力をかけてくる可能性がある。例えば、グリーンランドでの住民投票を要求することが考えられる。

■コロンビア

コロンビアは、トランプ氏にとって最も強硬な脅威の標的だ。トランプ氏は左派のグスタボ・ペトロ大統領を「コカインを製造して米国に売るのが好きな問題児」だと非難し、コロンビアに対する軍事行動については「いい考えだ」と述べた。

トランプ氏は、ペトロ氏が麻薬密売人と結託していると非難しており、ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領を拘束する直前にも同様の主張を繰り返していた。

ペトロ氏は、コロンビアの隣国ベネズエラに対する米国の圧力をめぐり、トランプ氏と数か月間にわたり非難の応酬を続けており、5日にはトランプ氏の脅威に対して「武器を取る準備がある」と応じた。

しかし、コロンビアは内戦時代から生き残る武装勢力が数多く存在しており、ペトロ氏は米国以外の脅威に直面する可能性もある。

トランプ氏は、武力行使という選択肢ではなく、ベネズエラの例を振りかざして、中南米の指導者に屈服を迫ることも可能だ。

「トランプ氏は、『国を屈服させることができる』と言っており、『彼らが主権を維持したいのなら米国の覇権を受け入れるべきだ』と主張している」とアイディンタスバス氏は指摘する。

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