50代からの老け顔の原因は「骨不足」?美容医師が注目するビタミンD3とは(HALMEK up)|dメニューニュース

50代からの老け顔の原因は「骨不足」?美容医師が注目するビタミンD3とは

「肌のお手入れをがんばっているのに老けて見える…」そんな悩みの裏に“骨不足”の影響があるかもしれません。医師の約9割が不足を指摘するビタミンD3と、50代からの若見え習慣を紹介します。

美容の新常識:たるみ・しわの裏に「骨不足」があった

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「目元のしわが気になる」「フェイスラインが下がった気がする」──これは50代女性の約8割が抱える共通の悩み。

これまでの美容ケアは肌表面を中心に考えられてきましたが、近年は「顔立ちの老化に骨が関係している」という新しい視点が注目されています。

実際、医師を対象にした調査(※)では、老化の原因として「皮膚の老化(52.6%)」「筋肉の衰え(49.0%)」が上位を占める一方で、「骨密度低下(38.4%)」「骨格の構造変化(32.9%)」といった“骨由来の要因”を挙げる声も少なくありませんでした。

つまり、スキンケアをがんばっても、土台の骨が痩せてしまえば皮膚や筋肉が支えを失い、たるみやしわが進みやすくなるのです。特に頬骨やあごの骨が萎縮すると、輪郭がぼやけて「実年齢より老けて見える」印象につながることが指摘されています。

さらに、50代女性が特に気を付けている紫外線対策も、実は骨の栄養不足につながる落とし穴になることも。日光を避けすぎることで、ビタミンD3の体内合成が妨げられ、結果的に老け顔を進めてしまうリスクがあるのです。

※「ビタミンD3と骨の変化が顔立ちに与える影響」に関する調査(株式会社マナビス化粧品)/調査方法:PRIZMAによるインターネット調査/調査期間:2025年7月10日(木)〜2025年7月11日(金)/調査対象:調査回答時に「医師」と回答したモニター1011人

注目の栄養素「ビタミンD3」が若見えの鍵

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ここで重要になるのが 「ビタミンD3」。カルシウムの吸収を助け、骨の質を保つだけでなく、肌のハリや免疫機能にも関与する、多面的な役割を持つ栄養素です。

しかし現代生活では、ビタミンD3は不足しやすい栄養素の一つ。調査では医師の約9割が「日常生活で十分に得るのは難しい」と回答しており、その背景には次のような理由があります。

  • 紫外線ダメージを避けるため日光浴を控えている
  • 魚などビタミンD3を含む食品を毎日食べるのが難しい
  • 屋内中心の生活で日光を浴びる機会が減っている

このような生活習慣は、まさに50代女性の日常と重なります。

不足が続くと、「見た目の老化(42.9%)」「筋力・体力の低下(36.9%)」「骨の弱化(36.8%)」といったリスクが高まると医師は指摘しています。

つまりビタミンD3は「骨の健康を守る」だけではなく、「若々しい印象を保つ」ための美容栄養素でもあるのです。

骨から支える美容ケア:50代からの新習慣

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では、不足しやすいビタミンD3をどう補えばよいのでしょうか?

調査では、医師が推奨する方法として、「ビタミンD3強化食品の摂取(61.2%)」「サプリメントの活用(43.4%)」「日光浴(33.5%)」が挙げられています。

具体的には、

  • 朝の短い散歩や、ベランダでの日光浴
  • サケ、サンマ、干ししいたけなどを意識的に食事に取り入れる
  • サプリや強化食品で手軽に補う

といった習慣が効果的。「無理をせず、続けやすい形で取り入れる」ことが、50代女性にとって最も現実的な方法だと言えます。

これまで「骨の健康=骨粗鬆症予防」というイメージが強かったかもしれません。 しかし、骨を意識することが美容や印象の若々しさにもつながると考えると、取り組みやすさがぐっと増します。

骨を意識すれば見た目はもっと若々しくなる

これまでのたるみ・しわ対策は、どうしても肌への直接アプローチが中心でした。

けれども、骨という“内側の土台”を整えることが、見た目の若さを守る新しい美容習慣になりつつあります。

ビタミンD3を意識的に補うことは、健康と美容の両面にメリットがあり、未来の自分を若々しく保つ投資にもなるはずです。

朝の散歩や魚料理、サプリメントなど、無理なく続けられる工夫から始めてみてはいかがでしょうか。習慣を少し変えるだけで、5年後・10年後の自分の顔立ちは大きく変わる可能性があります。

※本記事は医師を対象にしたアンケート結果の紹介であり、効果や効能を実証するものではありません。

参照: 「ビタミンD3と骨の変化が顔立ちに与える影響」に関する調査(株式会社マナビス化粧品)

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