ロシア首都圏に大規模無人機攻撃、空港が閉鎖 火災発生

 ウクライナは11日未明、ロシアの首都モスクワに対し大規模なドローン(無人機)攻撃を実施した。影響でモスクワ圏の2つの空港が閉鎖され、火災が発生した。写真はロシアによる無人機攻撃に対するウクライナ軍の反撃。キーウで10日撮影(2025年 ロイター/Gleb Garanich)

[11日 ロイター] - ウクライナは11日未明、ロシアの首都モスクワに対し大規模なドローン(無人機)攻撃を実施した。1人が死亡、少なくとも3人が負傷した。火災が発生したほか、モスクワの4空港全てで離発着が停止され、鉄道の運行も止まっている。

攻撃はこれまでで最大規模とみられる。

ロシア国防省は、ウクライナのドローン337機を撃墜し、91機はモスクワ州上空で撃墜したと発表した。

モスクワ州知事はテレグラムに、午前4時にモスクワ市とモスクワ州に対して大規模なドローン攻撃が始まったと投稿。少なくとも7軒の集合住宅が破壊され、住民が避難したほか、1人が死亡、3人が負傷したと明らかにした。

ロシアの航空当局によると、安全確保のためモスクワの4空港全てで航空機の離発着が停止された。モスクワの東にあるヤロスラブリとニジニノヴゴロドの2つの空港も閉鎖された。

ロシア治安当局に近い独立系メディア、バザなどはテレグラムで、モスクワ周辺で住宅火災が起きている動画を投稿した。

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