プーチン氏側近「米ロの信頼回復必要」、北極圏協力再開も示唆
ロシアのプーチン大統領の側近であるニコライ・パトルシェフ氏は21日、ロシアと米国という「二大強国」間の信頼を回復しなければならないと述べた。また、ロシアが北極圏で米国との協力を再開する姿勢も示した。写真は2023年3月、モスクワで会合に出席するニコライ・パトルシェフ氏(2025年 ロイター/Sputnik/Pavel Bednyakov/Pool via REUTERS)
[モスクワ 21日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領の側近であるニコライ・パトルシェフ氏は21日、ロシアと米国という「二大強国」間の信頼を回復しなければならないと述べた。また、ロシアが北極圏で米国との協力を再開する姿勢も示した。
パトルシェフ氏はロシア主要紙コメルサントに対し「ロシアと米国は大国として、歴史的に世界の運命に対する特別な責任を負っている」とし、「過去数十年間、数世紀の経験が示すように、最も困難で危機的な時期でも、常に相違点を乗り越えることができた」と指摘。ロシアは北極圏で米国との協力を再開する準備ができていると語った。
パトルシェフ氏はプーチン氏と同じサンクトペテルブルク出身で、旧ソ連国家保安委員会(KGB)出身。連邦保安局(FSB)長官や国家安全保障会議書記を歴任し、大統領補佐官を務める現在もクレムリン(ロシア大統領府)の最も影響力のある強硬派の一人として知られる。
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