“え、これ何の魚?”が、世界を動かす一歩かもしれない。(リコ)
こんにちは!リコです。
ゴールデンウィークの真っ只中、思わず「ギョギョッ!」と叫びたくなるようなニュースが飛び込んできました。
なんと、館山市の漁師さんが幻の魚「ナミダカサゴ」を半世紀ぶりに採集し、新江ノ島水族館で展示が始まったんです!
1971年に初めて確認されて以来、ずっと姿を見せなかったこの魚。
その名の通り、目の下に涙のような模様があり、図鑑の中だけの存在と思っていた人も多いはず。
54年ぶりに人の前に姿を現したナミダカサゴ。まるで、海の奥底からそっと「まだいるよ」と手を振ってくれたような気がしました。
でも驚くのはこれだけじゃありません。海には、まだまだ“名前も知られていない生き物”が、数えきれないほどいるんです!
新種は年間2,000種超!?見つかっていない魚が、まだまだいる!
世界では、毎年平均2,000種以上の新しい海洋生物が発見されているそう。
この数字は、「World Register of Marine Species(WoRMS)」が2023年に発表した報告によるものです。
特に、熱帯や浅い海(0〜60m)で発見されるケースが多く、
私たちが普段釣りを楽しむ堤防や磯のすぐそばにも、まだ名前すらない魚たちが隠れている可能性があるって、ワクワクしませんか?
世界規模のプロジェクト「Ocean Census」が新種を続々発見!
2023年4月には、日本財団や英ネクトン財団などが参加する「Ocean Census(オーシャンセンサス)」が始動。
海の未確認生物を探すため、世界中の海で深海探査やDNA解析が行われています。
このプロジェクトでは、わずか16か月で866種の新種を発見!
ギターシャーク、巻貝、八放サンゴなど、見た目も生態もユニークな生き物が次々と見つかっていて、その中には「新属」に分類されたものまであるんです。
日本発の“新発見”も続々!
実は、日本の海でも新種ラッシュが起きています。
2025年4月、JAMSTEC(海洋研究開発機構)の研究チームが、深海で15種の新種生物を発見したと発表しました。
中でも話題を呼んだのが、福島沖の深海で見つかったヒトデの新種「ホウユウシアワセモミジガイ」。
見た目はかわいらしいのに、深海でひっそり生きているなんて…ロマンしかありませんよね。
「なんか変な魚釣れた!」が、新種発見の第一歩かも?
釣り人なら、「ん?この魚、ちょっと変わってるぞ?」と思ったこと、一度はあるんじゃないでしょうか。
見慣れない魚が釣れたときは、写真を撮っておく!
そして、できれば釣れた場所・時間・状況も一緒にメモっておくと、あとから価値あるデータになるかもしれません。
海の90%は、まだ“手つかず”のフロンティア
地球の表面の約7割を占める海。でも、探査が行き届いているのは、わずか10%程度しかないと言われています。
つまり、90%はまだ“地図のない世界”。そんな場所に、私たちは日々釣り糸を垂らしているんですね。
竿を持つ手の先に、図鑑にもまだ載っていない魚がいるかもしれない。そう思うと、いつもの堤防釣りもちょっと特別な冒険に感じてきませんか?
「幻の魚」と出会える日がくるかも
今回のナミダカサゴの再発見は、偶然のようでいて、「海を見続けている人がいるからこそ」起きた出会いなのかもしれません。
だからこそ、私たち釣り人にもできることがある。
それは、ちょっとした違和感や、小さな驚きを見逃さないこと。それが未来の“新発見”の一歩になるかもしれません。
いつもよりちょっとだけ、海をよく見てみる。ちょっとだけ、魚をじっくり観察してみる。
それだけで、きっと今まで気づかなかった発見が待っているはずです。
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