警察官“居眠り”したら…取調室から容疑者が逃走
1
容疑者の男が警察署の取調室から逃走しました。
■警察官が“一斉に”外へ…
「『待て』とか『止まれ』と騒いでいた。その声がだんだん近くなってきて、店の窓の前で『止まれ』『動くな』とやり始めた」
警察署から大勢の警察官たちが一斉に飛び出してきます。さらに一方向に向かって何かを追い掛けるように走り出しました。容疑者はどこにいったのか、警察署はこのあと大騒ぎになりました。
■警察官“居眠り”その隙に…容疑者“逃走”
JR川崎駅からほど近い交番を25日早朝、ひとりの男が訪ねました。
自首してきた高井康平容疑者(32)は逮捕され、川崎署に身柄を移し取り調べを受けることになりました。その後、調べを終えた高井容疑者は留置所に行くまでの間、取調室で見張りの警察官と待機していたのですが。
なんと、警察官は居眠りしてしまったのです。その隙に高井容疑者は、取調室から逃走しました。
居眠りした警察官が物音で目を覚まし、高井容疑者を探したときには既に警察署の外に逃げていたといいます。
この時、川崎署の前に設置された防犯カメラには、大勢の警察官が慌てて出てくる様子が映っていました。
さらに警察官たちは、一方向を目指して走っていきます。川崎署の近くでは、逃走と追跡の様子が目撃されていました。
「(容疑者が)走っているときははだしだった」と話す近所の人
「(容疑者が)走っているときははだしだったよ」
「(Q.すぐ前の警察官が?)ううん。全部後ろから10人くらいいた。『待て、止まれ、動くな』とやって騒いで体ぶつかっていた」
高井容疑者は川崎署から200メートルほど先の路上で取り押さえられ、逮捕されました。
川崎警察署は「再発防止につとめてまいります」とコメント。
高井容疑者の供述
「自首した明確な理由は今となってはよくわかりませんが人に対する感謝の気持ちが薄かったというのは私の中で心に残っているので、反省の気持ちをこめて自首しました」
Page 2
事件・事故・裁判ニュースに関するキーワード